作品もいいけど、私も見て。アートになれる「体感型美術館」5選

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2019/11/27

建物の中に入れるオブジェに、アートなスイミングプール、全体が芸術作品になっている島…。まるで自分も作品の一部になったかのような体験ができる「芸術作品」。

一歩足を踏み入れたら、そこは非日常の空間が広がっています。そこで今回は、日本全国にある体験型の美術館をいくつかご紹介していきます。お出かけの参考にしてみてくださいね。

十和田現代美術館/青森県十和田市

image by:Applepy / Shutterstock.com

十和田市が推進する、アートによるまちづくり「Arts Towada(アーツ・トワダ)」のプロジェクトの拠点としてオープンしたのが「十和田現代美術館」。ここには、故ジョン・レノンの奥さんであるオノ・ヨーコさんの作品をはじめ、国内外のアーティスト33組による38の作品が常設されています。

建物自体がアート作品となっており、美術館がひとつの街のように見える外観になっていることが特徴。美術館の中も外もアート作品で溢れているため、心ゆくまで芸術に浸ることができるでしょう。

アクセスは、JR東日本・青い森鉄道「八戸駅」西口より、JRバス東北「おいらせ号」十和田湖行、「十和田市現代美術館」バス停下車。

金沢21世紀美術館/金沢県石川市

image by:Lee Yiu Tung / Shutterstock.com

金沢県石川市の「金沢21世紀美術館」は、「まちに開かれた公園のような美術館」をコンセプトに作られた美術館。最近では「インスタ映えする」と、若い女性から大人気のスポットになっています。

image by:cowardlion / Shutterstock.com

屋外には、地面から飛び出しているラッパのような作品。これは、地中でふたつずつ繋がっており、もう一方のラッパと糸電話のように会話ができるユニークなオブジェです。

他にも、うさぎのようなチェアや中に入れる雲のようなオブジェも大人気。どの作品も、写真を撮る方が後を絶ちません。

image by:Manuel Ascanio / Shutterstock.com

そんなインスタ映え必至な作品たちの中で、特に多くの人が訪れているのが「スイミング・プール」。ここは、プールの上から観ると水の中に人が入っているように見える不思議な作品です。どのような仕組みになっているのかは、ぜひご自分の目で確かめてみてください。


アクセスは、JR金沢駅バスターミナル 兼六園口(東口)3番、6番乗り場よりバスにて約10分。「広坂・21世紀美術館」にて下車してすぐです。

箱根彫刻の森美術館/神奈川県箱根町

image by:irina guseva / Shutterstock.com

神奈川県箱根町にある「箱根彫刻の森美術館」は、ご存じの方も多いでしょう。ここは、彫刻を中心とした芸術作品に触れることができる野外美術館

ヘンリー・ムーア、マルタ・パン、佐藤忠良、パブロ・ピカソ、ジャコモ・マンズー、水井康雄といった、世界に名だたる芸術家たちの作品を自然の中で感じることができます。

image by:witaya ratanasirikulchai / Shutterstock.com

特に力を入れているのは、パブロ・ピカソの作品。なんと「ピカソ館」が特別に設置されており、300点以上の作品が展示されているというから驚きです。

image by:TungCheung / Shutterstock.com

他にも、この美術館は子ども向けのテーマパーク的な側面も持ち合わせています。

展示されている作品に登ったり、内部に入ったり、ボール部分に乗ってみたり…と、全身でアート作品を楽しむことができるでしょう。アクセスは、小田原駅から箱根湯本駅で乗り換えて箱根登山鉄道「彫刻の森」駅下車徒歩約2分。

 

 


大塚国際美術館/徳島県鳴門市

※写真はイタリアのパドヴァにあるスクロヴェーニ礼拝堂。こちらも完全再現されています/image by:edella / Shutterstock.com

徳島県鳴門市にある「大塚国際美術館」は、鳴門公園内にある陶板複製画を中心に展示している美術館です。

ここの展示品は、ヨーロッパの名画などを中心にオリジナルと全く同じ大きさの複製品を、特殊技術を使い銅板焼きで作っています。その数なんと約1,000点以上。

レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナリザ』、『最後の晩餐』、ムンクの『叫び』、クリムトの『接吻』など誰もが知る有名な絵画はもちろんのこと、知っていれば通ぶれるコアな名画まで鑑賞できます。

日本にいながら、本物に近い名画が簡単に鑑賞できるのは嬉しいですよね。アクセスは、直通の高速バスが岸和田駅前・なんばOCAT・JR神戸駅前から運行。

直島/香川県直島町

image by:August_0802 / Shutterstock.com

島全体を現代美術展とするという発想のもと作られたのが、香川県香川郡に属する「直島」。島のいたるところに、大きな猫やカボチャのオブジェなどがあり、島丸ごとがアート作品と言っても過言ではありません。

image by:hedgehog111 / Shutterstock.com

港のすぐそばには、草間彌生作のかぼちゃのオブジェが設置されています。この作品は空洞になっているので、中に入ってアートを体感するのがおすすめ。ところどころに丸い照明があり、美しいコントラストを見せてくれるはず。

image by:ChunChang Wu / Shutterstock.com

また、この島で特筆すべきは「家プロジェクト」。このプロジェクトは、島の本村地区にある古民家を改装し、現代芸術家が家そのものを作品化した7つの建築物からなるプロジェクトです。

これは株式会社ベネッセの福武總一郎氏の考案のもと、建築家の安藤忠雄氏、美術家の宮島達男氏、彫刻家の内藤礼氏、写真家の杉本博司氏、現在美術家のジェームズ・タレル氏が参加しています。

このプロジェクトで作られたのは『角屋』、『南寺』、『きんざ』、『護王神社』、『石橋』、『碁会所』、『はいしゃ』という7つの作品。どれも、ユニークなアートが体感できるものばかりです。アクセスは、岡山の宇野港からフェリーで宮ノ浦港まで約20分ほど。

美術館は、目で観るだけが楽しみではありません。これらの体感型アートに飛び込んで、自らの感性を磨いてみませんか?

  • image by:Shutterstock.com
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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