8/15は「ドッコイセこども大会」。福知山の夜空に舞うスカイランタン
コスト削減!手作りランタン
商工会議所の一室が臨時工場に!?
普段は会議などが行われている商工会議所の一室が、見事にランタン工場と化していました(笑)。それもそのはず。市場では、ランタンキットなる既製品が販売されているそうですが、それだとコストがかさむ…ということで、青年部メンバーによる完全手作業なんですって!?
実際に作ってもらいました!
青年部ドッコイセこども大会実行委員会の皆さんにご協力いただき、工程を見せてもらいました。
1 まずは、フッと軽く吹いただけで飛んでいきそうな薄い紙2枚の端を張り合わせ、筒状にします。
2 その紙に、桔梗を象った明智光秀の家紋を模した型を置き、水色のスプレーを吹き付けます。マスクは必須。床や衣類など一面真っ青に染まるので要注意とのこと(笑)。この型も手作りというからビックリ!
3 それができたら乾燥。紙があまりにも薄くてデリケートなので、紙の持ち運びも慎重に。進みたい方向を背にして、後ろ向きに進むことで紙が体につかず歩けるのだとか。乾く前の色素が、何度か服についたことから編み出された技(涙)。
4 次に、風船の中に入れる、LEDライトにリチウム電池をセット。端子部分がまっすぐのままだと風船を突き破ってしまうので、一つ一つ手で曲げるという手間のかかりぶり。
5 4でできたLEDライトを風船の中に入れ、風船を膨らませます。本番はヘリウムガスを使いますが、ヘリウムガスは価格が高いので、取材当日はサンプル用に自力。
6 3で乾かした紙のサイズに合うように、絶妙の大きさに膨らませた風船を筒状の紙の中へ入れます。
7 風船の頂点を覆うようにして紙をテープで止めます。
8 出来上がり〜〜!桔梗モチーフの家紋がポイント♪
度重なる失敗の末、ついに完成
紙の重さに対して、風船を大きくすれば浮かせるのは簡単。でも、できるだけ沢山のランタンを飛ばしたい!という想いから、浮かせられる最小限の風船の大きさを模索する日々が続いたそう。
同時に、どうしたら綺麗に見えるか?風船の色とLEDライトの色の組み合わせを、あれこれ試し、最終的に白い風船×オレンジのライトに行きついたんだとか。
家紋の型作りも、スプレーで溶けないように工夫を重ねたり…試行錯誤の末出来上がった、まさに魂のランタンなのです。
ランタンに願いを乗せて♪
本番当日は、このランタンに参加者が願い事を書いた短冊を貼り、凧のように紐をつけて空に飛ばします。安全性とエコにも配慮し、飛ばした後は紐で各自回収できる設計にされています。
ワークショップも大盛況!
試作&試行も兼ねて、7月には福知山公立大学の学生さん達と共同で、スカイランタンのワークショップを開催。当日は七夕にちなんで、本番同様、短冊に願い事を書いて飛ばしたそうです。
子ども達も大喜びで大盛況!若い世代が地域に関心を持ち、福知山で楽しく暮らせるように、青年部の皆さんが様々な仕組み作りや、仕掛けをしています。