えっ東京の肉じゃが、豚肉なん…?関東と関西で違う全国「グルメ」事情

TRiP EDiTOR編集部
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2019/09/14

消費量ランキング「鮮魚編」

寿司にしろ焼き魚にしろ、白い米にはやっぱり新鮮な「魚」。和食の定番ともいえるヘルシーな魚料理ですが、選ぶ魚の種類は東西でどのような違いがあるのでしょうか。

【カツオの消費量】関西でカツオLOVEは高知だけ?関東がメイン

image by:都道府県別統計とランキングで見る県民性 「とどラン」

刺身にすると絶品なカツオの一世帯あたりの消費量は全国平均で973g。最も消費量が多いのは、一本釣りで知られる高知県で4,509g。全国平均の4.6倍で飛び抜けて消費量が多いのがわかります。

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一方で、全国的にみると東日本のほうが優勢。2位以下は福島県、茨城県、宮城県、岩手県と続きます。消費量が多い東北は、もどりガツオがおいしい産地ですね。

西日本は名産地の高知を取り巻く四国地方こそよく食されているものの、そのほかのエリアは東日本に比べて低い数値となっていることがわかりました。

【タイの消費量】九州のハレの日はタイで祝福!圧倒的に関西が多め

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ハレの日の和食として愛される高級魚、タイ。一世帯あたりの消費量の全国平均は572gとなっており、ほかの魚と比べると登場回数は少ない貴重な魚であることがわかります。

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タイの消費量が最も多いのは佐賀県で全国平均のおよそ3.6倍。2位以下は熊本県、長崎県、福岡県、山口県と続き、西日本をはじめ、九州での支持率の高さが伺えます。

一方、タイ消費量が最も少ないのは北海道でわずか76g。さらに群馬県、岩手県、山形県、宮城県と続き、東日本では消費量が少ないのがわかります。

西日本の白身魚好きは昆布ダシの影響!?

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カツオとタイで比較しましたが、ほかの魚で調査してみても同様の傾向が。東日本ではマグロやカツオなど「赤身魚」の人気が高く、西日本ではブリやタイなど「白身魚」の人気が高いことがわかりました。精肉編と同様に、魚も東西でわかりやすい負の相関関係となっています。

この結果の理由については諸説あるものの、まず考えられるのが生産量の違い。流れが速い瀬戸内海では、白身魚が多く水揚げされており、太平洋沖に多い赤身の回遊魚の割合が少ないのだとか。


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加えて、関西に多い「昆布だし」を使用した和食に、赤身魚と比べて繊細な味わいの白身魚が好まれる傾向にあるようです。

続いて、野菜の消費量についても見ていきましょう。地域ごとに、好まれる野菜にどんな違いがあるのでしょうか。

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