本能寺の変原因説総選挙!?「明智光秀×福知山」おうちで楽しめる企画
製作の裏側について宇都宮さんに聞きました!
-今回の企画発案者は?
もともとは福知山市役所です。ただ実現にあたっては、福知山公立大学、公立大生、地元の歴史研究会、Instagramで「#いがいと福知山」のハッシュタグをつけて写真を投稿してくれた人、市内在住デザイナーなどいろいろなかたが関わっています。
-このガイドブックを作った理由、経緯は?
2018年(=2020年大河ドラマが明智光秀だと発表された年)から、未来を担う「こどもたち」向けに明智光秀の魅力と福知山とのつながりを伝えるリーフレットを作って、「多様な角度から歴史を見る」「ふるさとに誇りを持つ」きっかけにしてほしい、という構想が生まれました。
2018年12月~2019年3月にはふるさと納税型クラウドファンディングを行い、22万円のご寄附もいただきました。
「こどもたちが学ぶだけではなく参加できる、双方向性のあるリーフレット」というコンセプトを固め、福知山公立大学・塩見直紀先生のプロジェクト「未来のための問題集 アイデアブック」がちょうどコンセプトに合致することから、ご協力いただくことになりました。
2020年3月「明智光秀×福知山IDEABOOK」完成。福知山城来場のこどもに配布し、城内に「アイデアブック参加型コーナー」を設けました。
ところが、コロナの影響で休館になったため、「#おうちでつながる編」として4月13日にHPを公開し、希望者全員に郵送をはじめ、さらにネット経由でみなさんが考えたアイデアを募集しています。
-問題集の問題はどのようにして考えられたのでしょうか?
福知山公立大学・塩見先生のゼミ生を中心に、ひとり10問、絞り出していただきました。結果、約300個の「Q」が集まりました。それを塩見先生が分類し、福知山市と相談しながら、多様なアイデアが出てくるような質問を10問選びました。
-現状、反響は?
5月上旬現在、全国から150名以上、郵送希望をいただいており、順次発送しています。市内のいくつかの小・中学校でも、授業や休校中の教材として活用される予定です。
-問題集への回答はどれくらい届いていますか?
福知山城内の「アイデアブック参加型コーナー」には100件ほどの回答が寄せられています。
-どんな回答が寄せられていますか?
Q1「明智光秀が生きていたらどんなことをたずねたい?」に対しては
→→「なぜ本能寺の変を起こしたの?」「本当に殺したの?」「移動手段が徒歩ってしんどくないですか?」「ねこ派?いぬ派?」
Q7「福知山城が貸し切れるならどんなことがしたい?」に対しては
→→「鬼ごっこ」「かくれんぼ」「宝さがし」「結婚式」「肝だめし」「のんびりし、夜になったら星をながめる」「何円で売れるか試してみる」
…など面白い回答が沢山寄せられています。
-回答はどのように活用していく予定ですか?
福知山城内に展示し、再開したらみなさんに見ていただきます。また福知山公立大学に今年誕生した「情報学部」と協働し、みなさんでアイデアを共有できるインタラクティブな仕組みが作れないか、検討中です。
-アイデアブックの入手方法は?
アイデアブックはwebや郵送などで入手することができます。詳細は下記、福知山市のwebサイトにてご確認ください。