なぜ音を立てて食べるの?外国人が日本で「残念」だと思ったこと
和室のときの枕が硬い!
続いては「日本の枕」について。筆者の友人であり、ケアンズに暮らすオーストラリア出身の男性は、日本で旅館に泊まった際、枕の硬さに慣れずになかなか寝付けなかったといいます。
枕が硬すぎたため、3個か4個を重ねて、その枕の山にもたれかかるようにして眠ったのだとか。
その後に泊まった東京のホテルであれば、西洋式のベッドに寝具が完備されていたため、誠に快適に眠れたそうです。しかし畳の上に引かれた布団と、さらに枕のセットの硬さには、どうしてもなじめなかったそう。
もちろん枕の硬さに関していえば、国籍関係なく人それぞれの好みがありますから、慣れない枕で寝ることが苦手なかたもいますよね。
キャッシュレスじゃない…
続いては、ニュージーランド出身のかたのエピソードから。どうやら日本の「ショッピング」に対して、ちょっと残念だなと思うことがあったのだとか。
「自国ではデビットカードの『payWave』などをよく使っていたけど、日本にきたらまだキャッシュレスが浸透していないところが多くてがっかりした。
でも、現金払いに慣れたら自分の計算能力が向上した気がするし、使いすぎない癖がついたのはよかったかも」
最近でこそ、新型コロナウイルスの影響で非接触型の決済方法が推奨されていますが、いまだに現金でしか支払いができないお店も少なくありません。
実際に経済産業省が調査した「キャッシュレスの現状」によると、2018年時点で日本のキャッシュレスの決済比率は約20%程度。いまだにほとんど浸透していない状況が見て取れます。
主要各国の平均水準は40〜60%台となりますが、トップの韓国では、実に96.4%もの店舗がキャッシュレスを導入しているのだそう(2016年時点)。日本の数字がいかに低い水準であるかがわかりますよね。
今後は、2025年までにキャッシュレス決済比率を4割程度引き上げ、将来的には世界最高水準の80%を目指していくそうですよ。