なぜ音を立てて食べるの?外国人が日本で「残念」だと思ったこと
飲酒すると人格が変わる?
続いては、複数のかたから聞こえてきた日本の「飲み会」についての意見です。コロナ禍でこそ外に飲みに行く機会は減りましたが、コロナ禍以前の日系企業では新年会に忘年会、お花見などさまざまなシーンで飲み会が開催されていました。
もちろん会社のカルチャーによって異なりますが、上司から飲みに誘われる機会も珍しくありませんでした。しかし、日本の飲み会に対して戸惑いを隠せなかったという外国人も少なくありません。
「日本ならではの飲み会の文化にとても驚きました。お酒が入ると普段は大人しい人でも大声で騒いだり、意外とマナーの悪い人が多くて…。
結果として日系企業で働くうえで大切な上下関係や年功序列といった文化は学べましたが、居心地はあまりよくなかったです」(オーストラリア出身)
「古風な考え方のせいで、上司と部下の関係性ができあがってしまうのは仕事上、とても非効率的だと思う。でも、飲み会の席では無礼講というように、垣根を超えて親しくできる機会があるのはいい文化かもしれない」(フランス出身)
お酒の席では、最低限のマナーを守りつつ、人の迷惑にならないよう振る舞いたいものです。
ほかにも「毎週飲み会があってつらい」「プライベートの時間がなくなるのがイヤ」など、飲み会が苦手な日本人と同じような悩みを抱えている様子。
また、飲み会に限らず普段は「シャイ」が代名詞のような日本人が騒いでいる姿にも驚くよう。アメリカ出身のかたによると、野球観戦時に「日本人は野球であんなに騒ぐの?歌うの?」と不思議に思ったこともあるのだとか。
野球やサッカー、ラグビーなどのスポーツ観戦といえば、万国共通で盛り上がることのひとつですが、日本人はどこまで真面目な人種だと思われているのでしょうか。ここまでイメージが固執している国も面白いですよね。