【宇治市源氏物語ミュージアム】平安貴族の恋愛観もわかる!?
平安時代の恋愛事情がわかる!「垣間見(かいまみ)」を体験@平安の間
牛車に御簾が掛かり、顔が見えません。どうしてでしょう?平安時代の女性は成人すると基本的に男性に顔を見せることはなかったそう。なんと家族同士であっても同じ!!
しかし、偶然に家の外から女性の姿が見えてしまうこともあったようで、それがきっかけとなり恋に発展することも。
垣間見は明かりによる効果が重要。例えば、薄暗い部屋の外にいる男性が垣根越しや御簾越しに、室内の女性を見た場合、外からは顔が見えますが、室内からは見えません。
こうした明かりの効果によって男性は女性に気づかれることなく顔を見ることができたんですね。それを体験できるのが「垣間見よう」コーナーです!二人組になってぜひとも体験してみてください。
光・映像・音楽で「宇治十帖」の名場面を再現@宇治の間
平安の間と宇治の間をつなぐ、架け橋を通って移動します。都に住む貴族たちが別荘地としてこよなく愛した宇治は、牛車や輿に乗って6時間ほどの場所。ここを歩くと平安京から宇治まで貴族が通っていたルートを知ることができます。
実物大のセットで「宇治十帖」の名場面を再現している「宇治十帖」物語シアター。サクッと5分で「宇治十帖」のことがわかります。光と映像と音楽で、物語の世界へと誘ってくれますよ~。
隣接している映像展示室では、『源氏物語』をテーマとしたアニメやショートムービー3作品を日替わりで上映。上映予定についてはあらかじめ同館にご確認くださいね。
源氏香&フィットネス!?体験コンテンツ充実@物語の間
まさか、ここでヨガポーズをすることになるとは⁉『源氏物語』のストーリーを見ながら運動もできるという画期的なコンテンツです!カメラマンさんと二人でやると盛り上がりました。
「源氏香(げんじこう)」の体験ができるコーナー。5種類の香木をそれぞれ5個、計25個を用意し、その中から5個を選んで、香りの違いを言い当てる遊びです。
全部で52通りあることから、その図柄に『源氏物語』五十四帖のうち、第一帖と第五十四帖を除く五十二帖の名が付けられました。
じっくりと5つの箱の中の香りをかいで…悩んだ末に私が出した答えは「明石」。源氏香の独特の記号もお洒落で可愛く見えてきます。
入館の際にもらったパンフレットに、自分で出した答えのスタンプを押します。
答え合わせをしに、受付へ。この日の答えは「明石」、なんと正解!『源氏物語』の世界観を知ることをきっかけに、興味がどんどん広がっていくのを実感しました!より宇治観光が楽しめること間違いなし。
お土産コーナーでは老舗のお香も販売中。ぜひゲットして帰ってくださいね。
■■INFORMATION■■
宇治市源氏物語ミュージアム
0774-39-9300
京都府宇治市宇治東内45-26
9:00~17:00(16:30受付終了)
月曜休館(祝日の場合はその翌日休館)/年末年始
大人 600円/小人 300円
※今回ご紹介した展示は有料ゾーンにつき観覧料が必要
京阪「宇治駅」から徒歩約8分
- source:KYOTO SIDE
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