日本の「夜の性活」がスゴすぎる!外国人が驚いた情交ワード
日本語での表現方法と外国語での表現方法には大きな違いがありますよね。例えば「くちづけ」を英語でいうと、「Kiss(キス)」です。
それに対して、日本語では「接吻(せっぷん)」や「口吸い」、ほかにも「口を合わせる」なんて言い方があります。
でも、ひとつの意味に対してさまざまな表現方法があるのは、日本語独特の文化ですよね。きっと日本語を母国語とする私たちだけでなく、海外諸国出身の外国人のかたも驚いたことがあるはず。
先日、ドイツ出身のホフマンさん(仮名)と、筆者・赤池、友人の吉川さん(仮名)とZoom飲みしているとき、こんな話が上がりました。
登場人物
- 吉川さん(以下・吉川)
- スポーツ感覚で夜をエンジョイする日本出身の20代男性インストラクター。恋人にぞっこんLOVE。前回、キス座談会に登場。
- ライター赤池(以下・赤池)
- 最近、BL(ボーイズラブ)にハマっている日本出身の20代女性。今回のライターです。
- ホフマンさん(以下・ホフ)
- ビールやソーセージの記事に登場したドイツ出身の40代男性。日本が好きすぎて移住してから早10年が経過。最近、時の流れは早いと実感している。
「夜の性活」の表現方法とは
吉川:最近、ピ(彼ピ、恋人)が年取ったせいか「お褥(しとね)すべり」って感じなんだけど、僕は鍛えてるせいか有り余ってるんだよね…。
赤池:「お褥すべり」とは…?
ホフ:えぇっ!?『大奥〜第一章〜』 (フジテレビ系列)見てない?松下由樹さんが瀬戸朝香さんに詰めてたじゃん!もしくは漫画『大奥』(著・よしながふみ)!
赤池:えぇっ!?ホフマンさんがめちゃくちゃ詳しくて逆にびっくりしました。(ググって)なるほど、将軍様のお手付きになった方(側室)が、年齢によって寝間に上がることを辞退することを「お褥すべり」っていうんですね。
ホフ:そうそう。僕は時代小説でそういう単語を覚えたからね!日本語って夜の営み・カラダの付き合いのこと、とてもたくさんの言い方をするよね。これは日本にきた外国人のみんながコッソリ思うことだよ。(笑)
確かに、古くから使われている言葉や、ネットスラングまで、日本語の「夜の営み・カラダの付き合い」の表現は多種多様。そこで今回は「夜の性活」の表現方法をテーマに、「夜の営みフレーズ」をテーマに座談会を開催しました。
「交尾」
赤池:いきなりですが、前提の共通認識として、皆さん「夜の営み」の意味はご存じですよね?
ホフ:はい、もちろん意味はわかります。アレですよね。
吉川:ええ、アレですね。アレで通じるのもアレですが。「アレ」とは本当に便利な言葉ですね(笑)
赤池:その夜の営みといえば、日本語ではさまざまな言い方(表現方法)があるんですけど、その代表格として「交尾」があげられますよね。
ホフ:なんだか動物的というか学術的というか、学校の教科書にも載っているイメージ。
吉川:goo辞書によると「生殖のために交わること」らしい。これはまぁ今回の言葉のベースとなる単語のひとつですね。あまり情緒は感じないけど。
赤池:そうですね。情緒は感じないかも。でも、日本語のわかりやすいところって、漢字があるじゃないですか。だから「交わる」という字は夜の営みフレーズにたくさん使われているみたいです。
「交接」
赤池:例えば、「交接(こうせつ)」って言葉にも「交わる」っていう文字が入ってますね。
ホフ:本当だ。この言葉は初めて知りましたが、漢字だけでなんとなくイメージがつきます。
赤池:そうですね。読み方や意味が分からなくても、なんとなく「そういう意味なのかな?」と思う言葉ってありますよね。
吉川:「交わる」と「接する」ですもん。あ、でもちょっと「キス」を意味する言葉にも読み取れる気がする。
「情交」
ホフ:「交接」の漢字を見て思い出したんですけど、「情交(じょうこう)」っていう言葉は昔読んだ恋愛漫画で学んだなぁ。
赤池:goo辞書には「心を許した交際。親しい交際」っていう意味が書かれてますね。なんだかさっきの「交接」よりも情緒があるように見えます(笑)
吉川:漫画にそんな難しい言葉が出てくるんですか!?
ホフ:その漫画のタイトルが『交接』で、どういう意味なんだろうと思って調べたら「あ…察し」ってなりました。
吉川:へ〜、なんかすごい。
赤池:結構、漫画で漢字や言葉の意味を知ることって多いですよね。