日本の「夜の性活」がスゴすぎる!外国人が驚いた情交ワード
「体を重ねる」
赤池:でも「交わる」っていう漢字が含まれてなくっても、夜の営みってわかる言葉とかフレーズとかありますよね。
ホフ:これはかれこれ昔に驚いた記憶があるんですけど「体を重ねる」は、最初「どういうこと…」ってなった記憶があります。
吉川:あ〜、これはわかりやすいフレーズかもしれないですね。体を重ねるって、もはやそれ以外なくない?って感じ。
赤池:たしかに。でも「体を重ねる」っていうのを英語で考えると、「重ねる」が「Stack(スタック)」ですからその時点で夜のことだとは思えないですね。
ホフ:そうそう。ほかにもたくさんあるんですよ、そういう難しい表現方法。
「一線を超える」
ホフ:例えば、「一線を超える」って、まさかそういう意味だとは思ってなかったです。「線」って英語で「Line(ライン)」でしょ?なにが線なの?となって理解するまでに時間はかかったね。それなら単語で「交接」とか「情交」とか覚えるほうが簡単かも。
赤池:男女に限らず、相手との間には「線」があるっていうことなのかな?
赤池:こんなときに便利なのが辞書だよね。goo辞書には「守るべきことを破る。してはならないことをする」って書かれているけど、いわゆる「一線を超える」って夜以外の意味もあるもんね。なんだか「思い切った行為に手を出してしまうこと」を意味するみたいですね。
ホフ:いろんなときに使える便利なフレーズだけど、前後の文章が大切な気がする。
「一夜をともにする」
赤池:それなら「一夜をともにする」のほうがシンプルイズベストで分かりやすいかもしれないです。
吉川:そりゃ、夜をともにするんだもの。
ホフ:たしかに夜を一緒に過ごすっていうことは、そういうこともあるのかなぁ。これはとてもわかりやすいフレーズですね。
赤池:でも、一夜をともにしたって体を重ねるかどうかは同意がないと。そう考えると深読みできる言葉ですね。
「情を通じる」
吉川:「情を通じる」は、もっとエモい感じがするわ。
ホフ:エモい?
吉川:「エモーショナルな」ってことです。感情が高まったときに使うんです。
ホフ:へ〜!知らなかったです。
赤池:あ、「情を通じる」いい…!「情」って漢字が入るだけでしっとりとした印象になります。
ホフ:赤池さんは「情」という字が好きなのかもしれないですね。さっきの「情交」といい。余談ですけど「しっとり」とかそういう感覚は日本人ならではだと思います。
赤池:いいんですよね。しっとり感、わかりますか?例えば、ベッドではないんですよね。畳の上に敷かれた和式の布団が似合う言葉だと思います。
「まぐわう」
吉川:昔、学生時代に知ったんだとけど、『古事記』に登場するのが「まぐわう」だった気がする。
赤池:記憶が定かではないですが、「私には足りないところがあるから、あなたの成長しているところで塞いで」みたいなやつですね。
ホフ:なんですかそれ…!そんな古い書物に記載されている言葉ということは、日本初の夜の営みフレーズかもしれないですね。
吉川:たしかに。日本初なのかは不明ですが、「まぐわう」っていまでも通じるし、すごい古くから使われている言葉なんですね。
※日本神話を構成する神話のひとつ「国産み」では、伊耶那美命(イザナミノミコト)と伊耶那岐命(イザナギノミコト)が「まぐわい」を行なったとされている。