日本の「夜の性活」がスゴすぎる!外国人が驚いた情交ワード

Array
2021/04/03

「ヤル・スル」

image by:Shutterstock.com

赤池:いままでは20代の私たちがあんまり使わないような言葉も多かったですが、「ヤル」とか「スル」を使うことが多いのかも。

吉川:もう全世代通じるんじゃないかな、って思うフレーズですね。

赤池:周りの友だちもよく使っていた記憶がありますわ。

ホフ:どっちも英語だと「Do」なんですかね。「do it(ドゥ・イット)」でそういう意味になるので。これはわかりやすい言葉だろうし、日本語でも想像しやすいです。

「抱く」

image by:Shutterstock.com

吉川:あと「抱く」とか「抱かれる」とかね。

赤池:あ〜、これは聞きますね。でもどちらかというと、男性側が使うイメージ。なんとなくですけど。キス座談会に出てくれたレイさんは「あたしが抱かれるんじゃない、あたしが男を抱いてやるんだ」って言ってましたが。

ホフ:「抱きしめる」っていう行為から連想はできますね。

「ギシアン」

image by:Shutterstock.com

吉川:あとこれはインターネットでよく使うフレーズじゃないかな。

赤池:なんですかそれ、疑心暗鬼の略語?

吉川:例えば、隣室から壁越しに聞こえる他人のアレコレを指すことが多いかも。ベッドがきしむときに「ギシギシ」っていうでしょ?それで営んでいるときの声をあわせた、インターネットスラングみたいな感じです。

ホフ:声が聞こえるって、壁薄すぎじゃないですか?

「おせっせ」

image by:Shutterstock.com

ホフ:だんだん難しいフレーズが増えてきた気がします(笑)

赤池:まだありますよ(笑)個人的に最近よく使うのは「おせっせ」ですかね。

吉川:なんですかそれ…

赤池:直接的な単語を言葉に出すのが恥ずかしいことってあるじゃないですか。実際に私たちも共通認識のもと「夜の営み」とかいってるワケで。ちなみにこのフレーズは、BLにハマってから知った言葉ですね。よくTwitterでも使っている気がします。

「致す」

image by:Shutterstock.com

吉川:インターネットスラングでいうと、「致(いた)す」とかもそうじゃない?

赤池:結構つかうかも!

ホフ:そうなんですね、これはびっくりです。なんだか侍っぽい。これは「ヤル」とか「スル」とかと同じニュアンスなんですか?

赤池:近いかもしれないですね!

「ぶつかり稽古」

image by:Shutterstock.com

吉川:あとね、「ぶつかり稽古」かな?

ホフ:まさかの相撲ですか?

赤池:ウソでしょ…!全然、そんな感じしないです(笑)

ホフ:びっくり。知らない人には通じそうにないよね。こう考えると、日本語って昔からひとつの意味に対して、いろんな表現方法があるんだなぁって改めて気付かされたよ。

吉川:昔の人もいまの人も、いろんな言葉を使って伝えていたんですね。

赤池:私自身、とても好きなフレーズがあるんです。

ホフ:なんですか?

赤池:いままで出てこなかったんですけど、「ひとつになりたい」ですね。ちょっぴり恥ずかしいですけど。

吉川:なんでそのフレーズが好きなんですか?

赤池:もしかしたら、わたしと愛する人は「もともとひとつの存在」で、例えば磁石のようなひっつく物体で、「離れ離れになってしまっただけ」なのかもしれません。だから「ひとつになりたい」ってすごく素敵な言葉だと思ってしまうんですよね。

ホフ:「ひとつになりたい」という気持ちが、きっと今の人も昔の人も、時代も国も関係なくあったと思うんです。性別にとらわれず、職業や育ちに関係なく。

吉川:そうそう。それで「この人がほしい」とか「一緒になりたい」という気持ちの終着点が、相手と身体を重ねるという行為なのかもしれないですね。

赤池:ただ、その体を重ねる行為って「愛を確かめるもの」だとか「子どもを作るためのもの」だとか、それらに限定する必要はないと思います。もちろんお互いが同意した上で行為に至ることが必要不可欠です。絶対に。

夜の営みっていろんな捉え方があるし、「目的」だけでなくて「手段」でもありますよね。でもその「誰かとひとつになりたい」という感情には、ひとつの行為でなくていいし、ひとつの意味である必要性はないとも思うんです。

なぜこんなに勢いよく喋ったのかは不明ですけど、わたしは愛する人とひとつになりたい!

吉川:そうですね。それと同時に、夜だけがすべてではないんじゃないかなとも思うよ。

今回はさまざまな「夜の営み」フレーズについて3人で話してきましたが、本当にたくさんの言葉があることに驚きました。またドイツ出身のホフマンさんは、最後に「だからこそ日本語はおもしろい」とコメントしてくれました。

きっとさまざまな言葉を作ってきた人たちは、既存のひとつの言葉では言い表せない思いを、その言葉に詰めたのかもしれませんね。

いま読まれてます

大学時代にドイツへ1年間留学。卒業後は旅行・グルメ・恋愛系のライターとして活動中。大好きなハンバーガーとビールのために、休日はボルダリングとヨガで汗を流す。

お問い合わせ・お仕事のご依頼はこちら

日本の「夜の性活」がスゴすぎる!外国人が驚いた情交ワード
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます