「小手」「ペラペラ」が下品な意味に…海外で日本人が言っちゃいそうな「NG」ワード
小手(こて)/マレー語
剣道で一本を取る技に「小手」があります。腕に付けた防具を竹刀で打ち込む技ですね。
その際「こて!」と叫びながら切り込みますが、マレーシア・シンガポール・ブルネイなど東南アジアの国々でこの技を繰り出す際には、黙って小手の防具に打ち込んだ方がいいと思います。
そもそも東南アジアの国々で剣道の技を繰り出す機会などゼロに等しいため、なかなかふざけた状況設定かもしれません。
しかしながらマレー語-英語の辞書を引くと「kote」の訳語として「penis」「dick」「cock」が出ています。
「cock」は聞き慣れない言葉だと思います。本来は雄鶏・鳥の雄・水道の栓・銃の撃鉄などを意味しますが、スラングで「penis」と「dick」と同じ意味を持つと知られています。いわば「男性器」を意味する言葉です。
「小手」以外にも、例えば「こてこての関西弁だな」だとか「こてこての味」だとか「こてっと倒れる」だとか、意外に日本語では「こて」という言葉が出てきます。
マレー語が話されているマレーシア・シンガポール・カリマンタン島の一角を占めるブルネイでは「こて」が異なる意味を持ちますので、それらの国と地域を訪れる際には注意した方がいいかもしれませんね。
今回は、何気ない日本語が海外ではちょっと際どい響きを持ってしまうケースをご紹介しました。
新型コロナウイルス感染症の影響で現在、なかなか海外に出られない時代が続いています。しかしオンラインで世界の人とつながる機会は逆に増えました。オンラインでのコミュニケーションにおいても、上述した言葉には注意したいですね。
- 参考
- 【今週のドイツ語】durch den Kakao ziehen – ドイツ大使館
- image by:David Bokuchava/Shutterstock.com
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