祝・世界遺産認定!美しすぎる「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の魅力
2021年7月「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界自然遺産に登録されました。鹿児島県と沖縄県の間にまたがる4つの島は、観光地としてもとても有名ですよね。美しい海に囲まれ、雄大な自然を残す4つの島は一生に一度は訪れたい魅力にあふれています。
今回は世界自然遺産となった「奄美大島」「徳之島」「沖縄県北部」、そして「西表島」のそれぞれ異なる魅力に迫ってみましょう!
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
島の魅力を知る旅
およそ4,000以上の島からなる日本。南北に長く広がる日本には、それぞれ異なる気候を持つ島があちこちにあります。海に囲まれた暖かな島、自然で育まれる特別な生態系など、島への旅は通常の観光では見られない絶景と感動にあふれています。
数ある島のなかでもやはり人気を集めているのが、沖縄県や鹿児島県の側に浮かぶ温暖な離島。「南の島」という言葉を聞くだけで青い海と絶景が目に浮かびますよね。
今回、日本の自然を代表する4つの島が世界自然遺産に登録されました。登録された理由は多様な生態系を保持しているということ。海の絶景だけでなく、絶滅危惧種の動植物を抱く美しい4つの島を知る旅へと出かけましょう。
アマミブルーに原生林!見どころたっぷりの「奄美大島」
「アマミブルー」と呼ばれる美しい海、そのなかに育まれるサンゴ礁、マングローブの林など日本で2番目に大きな離島である奄美大島は美しい自然に包まれています。人気の観光地でもある奄美大島の魅力は、やはり自然の生み出す絶景。自然のなかで心を癒やすのにも、アクティブに自然を満喫するのにもぴったりの場所です。
関東より西の都市や九州、そして沖縄からは直行便も飛んでいるのでアクセスもしやすいのが特徴。奄美大島に到着したらレンタカー、もしくはバスが主な移動手段となります。奄美大島の魅力は海と原生林、そして島で育まれる特別な生態系です。その特徴を見てみましょう。
奄美大島といえば海!
飛行機に乗り、奄美空港が近づいてくると眼下に広がるのが雄大な海。アマミブルーと呼ばれるグラデーションの濃い青色の海は、初めて離島を訪れる方なら「日本にこんなにきれいな海があるの!?」と驚くことでしょう。
黒潮が流れ込む温暖な海は透明度が高いうえ、たくさんの生き物たちの住処となっているのでシュノーケリングやダイビングなどのマリンアクティビティにぴったり。波打ち際の浅い場所まで魚がいるので、足元に魚が泳ぐなんてこともあります。
美しい海ではサンゴ礁が育まれ、その間に住む色とりどりの熱帯魚たちの姿を見られることも。例年5月から7月までの初夏にはウミガメが産卵に訪れるので、運が良ければゆったりと泳ぐウミガメに出会えることもあります。
例年12月から4月にはかけて現れるのはクジラです。奄美大島に現れるクジラの数は増え続けており、2020年にはなんと1,000頭にも及びました。この時期に合わせてたくさんのツアーが開催されているのでぜひ訪れてみましょう。
手つかずの原生林の中へ!
奄美大島が世界遺産に登録された理由のひとつに、手つかずの原生林があげられます。
「東洋のガラパゴス」という異名を持つ奄美大島には原生林の中に固有の動植物が生息しており、そのなかへ入るツアーが多く組まれています。ツアーなしでは原生林の中に入ることはできませんので注意しましょう。
奄美大島を代表するマングローブ原生林が「金作原(きんさくばる)原生林」です。亜熱帯気候に加え、雨の多い奄美大島の特別な気候が生み出す特別な動植物が住む林は固有種や天然記念物の宝庫!
ジャングルの中をガイド付きで散策すると奄美大島の自然がどれほど素晴らしく貴重なものなのか、はっきりと感じることができます。
また、奄美大島では、2021年8月に新たに「滝」が発見されました。その落差は181mで、なんと九州で1番の高さを誇ることが発覚。観光するには難しい場所にあるみたいですが、豊かな自然が残されている奄美大島ならではの発見といえるでしょう。
- 金作原原生林
- 鹿児島県公式サイト