神秘のオーロラ鑑賞へ。観測率95%を誇る、カナダ「イエローナイフ」への旅

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2023/02/22

一生に一度は「オーロラ」を見たいと、願っている人もいるはず。夜空に現れる色とりどりのオーロラほど、神秘的で不思議で心惹かれる自然現象はほかにはありません。

自然現象であるがゆえ、現れるかどうかは運次第。ドキドキと不安を抱えながら、とうとう念願かなってオーロラ鑑賞の旅に出かけました。

今回は旅先を決めてから出発まで、そして現地での様子などこれからオーロラを見に行きたい人の参考になる旅の記録をご紹介します!

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

そもそも「オーロラ」って一体なに?

image by:石黒まり花

メディアでも旅行誌でも取り上げられることの多いオーロラ。一般的には太陽風が地球に到達し、酸素や窒素と衝突した際に現れるエネルギーの発行現象のためとされていますが、実は未だにはっきりと解明されているわけではありません。

満天の夜空に突如現れ、大きくなったり小さくなったりしながら揺れ動くオーロラは他に類を見ない宇宙からの贈り物といえるでしょう。

そのオーロラが現れるのは北半球が中心。とくに頻繁にオーロラが現れる一帯を「オーロラベルト」と呼びます。カナダフィンランドアイスランドスウェーデンなどがオーロラ鑑賞地として有名です。

行き先をカナダの「イエローナイフ」にした理由

image by:石黒まり花

オーロラを見に行く旅を計画する際に、最初に決めなければいけないのが「どこに行くか」です。オーロラ鑑賞の旅、自然現象とは分かっているもののどうしても見たい!のが本音ですよね。

少しでもオーロラの見られる確率を上げたい…そう思いながら行き先を探していた時に出会ったのが「カナダのイエローナイフの3日間でのオーロラ鑑賞率は95%」という話でした。まさかの95%!?と思い調べてみると、

  • イエローナイフはオーロラベルトの真下にある
  • 晴天率が高い
  • 空気が乾燥している
  • 自然豊かで環境汚染が少なく、空気が澄んでいる

などの理由から、かなり高い確率でオーロラ鑑賞ができることが分かりました。


フィンランドもアイスランドももちろん魅力的な国ですが、今回はこの95%を信用してカナダのノースウェスト準州にあるイエローナイフを選びました。

次に選ぶのはオーロラ鑑賞の「ツアー会社」

image by:石黒まり花

イエローナイフはとても小さな街ですが、オーロラが本当に良く見られることから、いくつもオーロラ鑑賞を売りにしたツアー会社があります。そこで次に重要なのが、どのツアー会社を選ぶかどうか。

イエローナイフで開催される現地ツアーは日本語対応のものもたくさん。小さな会社も含めると20社近いツアー会社があります。いろいろと吟味した結果、筆者が選んだのは、

  • オーロラビレッジ
  • ベックスケンネルのオーロラツアーズ

のふたつ。

「オーロラビレッジ」は、イエローナイフで最大のツアーでほとんどすべてが日本語対応なので安心。

「ベックスケンネルのオーロラツアーズ」は、オーロラビレッジよりも少人数でのオーロラ鑑賞が楽しめると知り、どちらも捨てがたい。悩んだ挙句、私は両方に参加することを選びました。

1日目はオーロラビレッジのツアーに、2〜3日目はベックスケンネルのオーロラツアーズに参加しました。


出発前の準備、必要なものは?

image by:石黒まり花

現地ツアーに参加することが決まれば、冬場の防寒具すべてレンタルが用意されています。これで極寒の地も安心ですが、念には念を入れてカイロやヒートテックなどの防寒具も用意しました。

防寒具さえそろっていれば基本的には安心。訪れる時期にもよりますが、雪深いエリアなので足元はスノーブーツがおすすめです。

もうひとつ、オーロラ鑑賞の旅行に絶対に持っていきたいものがカメラです。実は旅のメインであるオーロラ、小さなものは肉眼でみると鮮やかな緑色ではなく雲のように白く見えるのです。

大きく揺れ動くオーロラに出会えれば緑色や赤色に見えることもあるのですがとても稀なこと。シーズン中に数回しか出会うことができないといわれています。

しかし、雲のような薄いオーロラであってもカメラを通すと緑色に映ります。不思議な現象ですよね。

私は絶対に写真に収めたかったので、一眼レフカメラをレンタルして行くことにしました。オーロラ撮影のためには、

  • シャッタースピードを変えることができる
  • F値(レンズの明るさ)の小さいレンズ
  • ISO感度のコントロールができる

などのスペックが搭載されたカメラが必要です。

正直、一眼レフなど全く触ったことのない初心者の私でしたが、とにかく写真を撮影したい一心で、キヤノンの「EOS Kiss X9」をレンタルして行くことに。

カメラの設定などは現地でやっていただけて、オーロラ撮影に絶対に欠かせない三脚も現地でレンタルできました。

ちなみに三脚はオーロラビレッジであれば前予約なしで借りられますが、ベックスケンネルの場合は事前に予約が必要です。ツアー予約時に三脚レンタル希望と伝えることを忘れずに。

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