国際的な格付け会社による機内食ランキングは…

冒頭に述べた通り、機内食のランキングは国内外いたるところで発表されています。そのなかで参考になりそうなランキングを紹介します。

イギリスに拠点を置く航空サービスリサーチ会社「Skytrax（スカイトラックス）」は毎年、航空会社や空港などのさまざまなサービスをランク付けして発表しています。そのなかで機内食に関する順位もあり、例えば、以下の通りです。

「Skytrax」によるエコノミークラスの機内食ランキング2021年版

「エコノミークラス」

• 第1位エミレーツ航空
• 第2位カタール航空
• 第3位シンガポール航空

「プレミアムエコノミー」

• 第1位ブリティッシュエアウェイズ
• 第2位シンガポール航空
• 第3位ヴァージンアトランティック

エコノミークラス以外の搭乗クラスの機内食ランキングもあります。

「ビジネスクラス」

• 第1位カタール航空
• 第2位全日空（ANA）
• 第3位海南航空

ファーストクラスでは、またランキングに変化が見えてきます。

「ファーストクラス」

• 第1位シンガポール航空
• 第2位ルフトハンザドイツ航空
• 第3位エミレーツ航空

以上が、それぞれのベスト3です。

当たり外れある機内食、航空会社選びの基準や参考に

いままで食べてきた機内食の数は正直、数え切れません。仕事柄、機内食はすべて味見、できれば完食するようにしています。

意外と美味しかったこともあれば、とても不味くて悲惨だった苦い思い出も。ビジネスクラスだとほぼ外れはないものの、エコノミークラスでは当たり外れが大きくあります。

近年思うのは、ただトレーに食事を乗せて一斉に配るだけでなく、航空会社ごとにサービスに「工夫」が見られること。

限られた時間で配布しやすいように袋入りの機内食を配ったり、深夜便だと量が少なめだったり。JALがエコノミークラスで提供するコラボ機内食は、乗客にとっても楽しい試みです。

そして、航空会社がある国・地域のご当地グルメを機内食で味わうのも、旅行の醍醐味。旅行先が決まったらどの航空会社を選ぶか迷った際、「機内食」にも着目してみてはいかがでしょうか。

• 参考:World’s Best Economy Class Airlines 2021（Skytrax）
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