闇夜に浮かぶ幻想的な光。吉野川の歴史ある「シラスウナギ漁」の魅力

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2022/11/19

船が多いタイミングを狙いたい!どうすればいい?

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暗闇の中をいくつもの光が浮かぶ、まるで宇宙にいるような美しいシラスウナギ漁の光景。せっかく訪れるのであれば、できるだけ船の多い日を狙いたいですよね。

天候なども含め、運の要素も排除できませんが、船が多いであろうタイミングはある程度の予想が可能です。それが以下の3つ!ぜひ参考にしてください。

1.新月の日

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シラスウナギ漁は水面をライトで照らして稚魚を探すという漁法なので、月の光が明るい夜はあまり適していないとされています。

つまり、月の光が明るい満月の夜は漁に出る船は少ない、ということですね。反対に月が見えない「新月の夜」は、シラスウナギ漁に適した夜ということです。

2.1月末から3月までがおすすめ

12月15日から解禁されるシラスウナギ漁ですが、「1月末ごろから3月にかけて」が最盛期とされています。12月中にももちろん船は出ますが、そこまで数は多くないようです。1月末、2月、3月の真冬を狙って訪れましょう。

3.潮の満ち引きをチェックしよう

潮の流れを利用して川へと登ってくる魚ですので、漁も潮が満ちるタイミングで行われます。そのため見学するのも「潮の満ち引き」を把握しておくのがおすすめ。潮の満ちる時間帯を狙って訪れることで、たくさんの船が浮かぶ美しい風景を見ることができますよ。

とくに大潮の日は船の多い時期です。新月の大潮の日は漁師の間では「闇の大潮」と呼ばれ、シラスウナギ漁には最も適した日とされています。

思わず見とれる幻想的な光景!

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「闇の大潮」の日以外であっても、たくさんの船が浮かぶ日はもちろんあるのでご心配なく。時間帯は真っ暗闇になる深夜0時過ぎのことが多いですが、日が落ちた午後9時ごろに見られることもあります。潮の満ち引きの時間をチェックしてくださいね。

運良くたくさんの船に出会うことができたら、美しい絶景を楽しみましょう。黄色、緑、青、白とさまざまな色の灯りをつけた船がゆったりと水面を移動し続けます。その灯りはまるでホタルのよう!


遠くに行ったり近くに行ったり、移動を続ける船の灯りはとても幻想的で思わず見とれてしまうでしょう。とても美しい漁の方法です。

おすすめの見学ポイントは橋の上!

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シラスウナギ漁は広い範囲で行われるため、見学場所には困りません。駐車場も河川敷のものを使うことができますよ。しかし夜になると周辺は暗闇になるので、事前にチェックしておくと良いでしょう。

見学はどこからでも可能ですが、写真撮影などにも使われるおすすめのポイントは橋の上です。河口には「吉野川大橋」と「吉野川橋」という2つの橋がかかっており、どちらもシラスウナギ漁見学には絶好のポイント。防寒対策をしっかりして、ぜひ橋の上で見学しましょう。

今回は徳島県の吉野川河口付近で行われる伝統的な「シラスウナギ漁」をご紹介しました。一見すると漁とは思えない美しく不思議な光景は、遠くからでも見に行く価値のあるものです。後世へ伝えたい、伝統的なシラスウナギ漁をぜひ見学してみてはいかがでしょうか。

  • 参考:徳島市公式サイト
  • image by:photoAC
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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