【京都の学校給食】給食甲子園準優勝の宇治田原町 が誇るおいしい給食って?
「うじたわらの日」給食を実食!宇治田原町の珍しい食材に舌鼓み
いよいよ実食!この日の内容は、碾茶(てんちゃ)ごはん、鶏の古老柿だれ、宇治田原野菜の柿酢和え、すまし汁、牛乳。
茶の香ごはんは、抹茶の原料となる茶葉・碾茶を使用。さわやかなお茶の香りと味わいが心地よいお味。
鶏の古老柿だれは、宇治田原町を代表する地場産品の一つ「古老柿」をペーストにして作ったタレを、焼いた鶏肉に絡めたもの。やさしくて深みのある甘辛ソースはごはんがすすみます。当日の献立の中で、子どもたちの一番のおすすめでした。
宇治田原野菜の柿酢和え、すまし汁は、地元の野菜がたっぷりと入った和え物と汁物。なかでもしいたけは絶品!
秋から春には、宇治田原町産の原木しいたけが旬を迎えます。年月をかけて育った原木しいたけは、芳醇な香りと、肉厚で歯ごたえもよく、しいたけが苦手な子どもでも、これなら大丈夫かと!
古老柿で醸造した柿酢は、酸味がまろやかで、深みのある味に。酢の物が苦手な子どもでも食べやすいお味でした。
すまし汁の中に、たまたまハート型の人参を発見!!山下先生によると、「700食のうち、数十名にしか入らない、希少なハート型の人参。ハッピーな気分になれる仕掛けです」とのこと。まさかこのタイミングで出合えるとは…驚きました。
年3回の「うじたわらの日」以外に、特別な献立メニューが出る日は、月1回お茶尽くしの「茶ッピーランチ♪」、宇治田原町の偉人、茶祖・永谷宗円の命日には「お茶漬け給食」、子どもたちがリクエストしたメニューが並ぶ「進級・進学お祝い給食」などなど。
児童のみなさんへの直撃インタビュー。食への関心が高い明るい子どもたち
6年生の教室にお邪魔して数名の児童のみなさんにお話を聞いてみました。お茶の給食メニューで何が好き?と、たずねてみたところ、茶団子、ほうじちゃクッキー、抹茶揚げパン、茶の葉のかき揚げ!という答えが。
関東から移住してきたある児童は、「宇治田原町へ来て生まれて初めてお茶の葉っぱを食べた。お茶は飲むものだと思っていたけど、食べられると知った時、とても驚いた。宇治田原町の給食はいろいろな味付けがあって美味しい」と教えてくれました。
また、「おやつの時間や夜ごはんのあとは、急須で入れたお茶を家族で囲む」という声や、お気に入りの抹茶ソフトクリームのお店の情報を教えてもらったり、教室の窓からおばあちゃんの茶畑を紹介してもらったり…と、茶処ならではのコメントも。
そのほか、給食の自慢ポイントは?と聞くと、「お茶の味がほどよく感じられる味付けが好き」「お皿の中でおかずが少々混ざっても美味しい」「毎日いろいろなメニューが出てくるからうれしい」「お茶メニューはお茶本来の美味しさを味わえるところが好き」と教えてくれました。
校内を移動していると、茶処ならではのあれ!を見つけました。
水道の蛇口からほうじ茶!!水筒のお茶がなくなったら、お茶の補充をしにやってくるとのこと。コップに一杯、お茶をいただきましたが、香ばしくておいしい。