春の古都で食べ歩き。歴史と風情を感じる京都発祥グルメ5選
京都を訪ねる楽しみのひとつに、「グルメ巡り」を上げる方も多いかと思います。そんな方のために、今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では著者の英学(はなぶさ がく)さんが、京都発祥のグルメ特集の第1弾を届けてくれました。もちろんすべて「発祥の地」でいただけるガイド付きですよ。
京都発祥のグルメ(1)
京都グルメをいくつかご紹介します。京都が発祥の京都ならではの逸品をちょっとした歴史や逸話と共に今回は五品ご案内します。
にしんそば
にしんをみりんだけで甘く煮付けたものがそばの上に乗っている京都を代表するそばです。昔からにしんは主に北海道から輸送されたものを使用しています。山に囲まれた京都の中心地では、昔から乾燥させた保存食を戻して使う技術を発展させてきたのです。
棒鱈を戻して代表的な京野菜である唐のいもやえび芋と炊き合わせた芋棒なども有名ですよね。このような京都の名物は「出会いもん」として縁起の良い食べ物とされています。
少し話題から脱線しましたが、京都のご当地グルメ・にしんそばの甘い味付けのにしんと上品なお出しはとても合います。底冷えの厳しい京都の寒い季節には欠かせない京名物です。
- 名称:総本家にしんそば松葉
- 予約:075-561-1451
- 住所:京都府京都市東山区川端町192 南座西隣
- アクセス:四条河原町駅より徒歩5分
- 営業時間:10:30~21:30
- 定休日:水曜日(祝日の場合は営業)
- 食べログ:総本家にしんそば松葉
千枚漬け
京都といえば漬物ですよね。中でも千枚漬は京都を代表する漬物のひとつで、しば漬け、すぐきなどと共に京都の三大漬物として有名です。最近は聖護院かぶらを薄く切って昆布、唐辛子とともに酢漬けにしたものが主流になっているようです。
千枚漬けの歴史は江戸時代末期まで遡ります。宮中で天皇や皇族の食事を作る大膳職だった大藤藤三郎という人が宮中の献立として考案したとされています。宮中で誕生した上品な味わいの中にピリッとした唐辛子の刺激は京都の定番で、お土産にも最適です。
- 名称:千枚漬本家 大藤(だいとう)麩屋町本店
- 予約:075-221-5975
- 住所:京都府京都市中京区麩屋町通り錦小路下る東側町528
- アクセス:河原町駅より徒歩10分
- 営業時間:8:30~18:00
- 定休日:木曜日
- 食べログ:千枚漬本家 大藤 麩屋町本店
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