古き良き西洋建築。歴史を感じる美しき「ハーフティンバー様式」の街並み7選

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2021/09/06

「ハーフティンバー様式」という西洋建築をご存じでしょうか。これは柱や梁(はり)などの骨組みを外にむき出しにし、その間に煉瓦や土、石を壁とする西洋木造建築の様式のことです。

今回は、写真でも楽しめる本場の美しい「ハーフティンバー様式」の美しい街並みをご紹介しましょう。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

ザ・ロウズ/イギリス

image by:JSvideos/Shutterstock.com

イギリスのチェシャー州にあるチェスターは、ビートルズの故郷で有名なリバプールから自動車で約1時間ほどの街です。そして、この街にはハーフティンバー様式による建築物が多くあります。

なかでも「ザ・ロウズ」という通りは、雑貨屋や衣料品店などさまざまな店が集まっており、チェスター観光の目玉。その美しさと古いヨーロッパの雰囲気に魅了されること間違いありません。

リクヴィール/フランス

image by:Shutterstock.com

フランスのドイツとの国境近くにある街「リクヴィール」は、人口およそ1,200人程度の小さな村。そんな小さな村ですが、実は「フランスの最も美しい村」といわれるほど美しいのが特徴です。

周囲を山ブドウ畑に囲まれ、そしてハーフティンバー様式の美しい家が立ち並んでいます。この村の建物は非常にカラフルで、さまざまな色味が一層、美しさを引き立てます。

シャン=ジャケ/フランス

image by:MisterStock/Shutterstock.com

フランスの都市レンヌは非常に古い歴史を持ち、「サン=ピエール・ド・レンヌ大聖堂」や「サン・ティヴ礼拝堂」、「ブルターニュ博物館」、「レンヌ美術館」など見どころの多い歴史的な建造物が数多くある街です。

街の中心部である「シャン=ジャケ」には、15~16世紀に建てられたハーフティンバー様式の建物がのこされています。とくにここは、傾いた建物同士がお互いに支え合うように建っているユニークなものです。


アルターフレッケン/ドイツ

image by:Shutterstock.com

ドイツのフロイデンベルクという街にはハーフティンバー様式の家が立ち並ぶエリアがあり、「アルターフレッケン」と呼ばれています。


ここのハーフティンバーの特徴は、すべての建物が白壁と黒の骨組みで統一されていること。このモノトーンで統一された家が立ち並ぶ光景は、美しいの一言です。

クヴェトリンブルク/ドイツ

image by:Shutterstock.com

世界遺産に登録されているドイツの都市「クヴェトリンブルク」は、かつてドイツの中心地であったため、数多くの観光名所があります。そのなかでも14〜19世紀にかけて作られたハーフティンバー様式の家がたくさん現存しているのが特徴。

なかには1350年に建造された、この街最古のハーフティンバー様式の建物があり、現在は博物館として保存されています。市街自体が世界遺産に登録されているため、まるで中世にタイムスリップしたような気分になれます。

シュタイン・アム・ライン/スイス

image by:319photo/Shutterstock.com

ライン川のほとりにあり「ライン川の宝石」と称えられる、スイスの「シュタイン・アム・ライン」。小さいですがその愛称のとおり非常に美しい街です。

旧市街地には、ハーフティンバー様式の家が立ち並びます。16世紀からの建物が多くのこっているため、中世に迷い込んだかのような感覚に。

リラ・トーリ/スウェーデン

image by:Stig Alenas/Shutterstock.com

スウェーデンで人口約30万人を超え、3番目に大きな都市であるマルメ。こちらには「リラ・トーリ」というハーフティンバー様式の建物が立ち並ぶ広場があります。

なかでもレストランが多く、街並みも非常に落ち着いた雰囲気で観光客を癒してくれます。ちなみに「リラ・トーリ」とは「小広場」という意味だそうです。

数百年も前に建てられたこれらのハーフティンバー様式の建物は、いまでも私たちの心をつかんで離しません。いつかはヨーロッパならではの美しさを堪能してみたいですね。

  • image by:Shutterstock.com(リクヴィール)
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高校卒業から100カ国近くを旅した元バックパッカー。関西の編集プロダクションを経てフリーに。現在はタイを拠点にフリーの編集・ライターをしています。みんな、旅に出よう!

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