セブン、CoCo壱、一蘭…台湾人が愛する日本の「チェーン店」11選
海外に進出するさまざまな日本の飲食店。国内で見かける馴染みのチェーン店のなかには、海外で人気を集めているお店も少なくありません。
とくに「台湾」にはたくさんの日本のチェーン店が進出していて、「日式レストラン」として多くの人の生活に浸透しているのだとか。
そこで今回は、台湾出身のファンさん(仮名)に、実際に現地で通っていた・話題になっていた日本のチェーン店について聞いてみました。なかには日本よりも台湾で有名で、イメージが180度異なるお店もあるようです。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
参加者プロフィール
- ライター赤池(以下・赤池):生まれも育ちも日本。一度だけ台湾に行ったことがあるが、それ以降、台湾グルメにハマっている。
- ファンさん(以下・ファン):台湾・台北出身のWebザイナー。好きな日本食は焼肉ととんかつ。
オープンすると話題になる日本の飲食店
赤池:台湾といえば、建物など日本のカルチャーを随所に感じることができますよね。例えば、どんなお店がありますか?
ファン:そうですね、日本のお店は台湾にたくさんあります。コンビニもそうだし、やっぱりご飯屋さんが多いですね。台湾にはたくさん「日式」と書かれた看板があります。これは「日本風」のような意味で、台北市内ではよく見かけますよ。
赤池:どんなお店が人気でしたか?
ファン:日本でもお馴染みのラーメン屋さん、「一蘭」はとても人気です。私が台湾に住んでいた2〜3年前は、台北に1店舗しかなくて、お昼とかはいつも混んでいました。
1.「一蘭」
福岡発のとんこつらーめん専門店「一蘭」は、中国やアメリカ、台湾などで店舗を展開。お土産品も人気のラーメン店で、台湾には台北市内に2店舗あります(2021年6月時点)。
ファン:当時、台湾の一蘭は24時間営業でした。でも日中はとても混んでいて並ぶので、混雑を避けるために朝5時に行っていましたね(笑)
赤池:朝の5時…!普段はどれくらい並ぶのですか?
ファン:実際、朝しか行ったことがないので分からないですが、オープン当時はすごく並んでいる人がいました。台湾では日本のお店が初出店するととても話題になるので。ちなみに240時間並ぶってニュースでいわれてましたよ(笑)
赤池:単位が「分」じゃなくて「時間」…?遊園地の人気アトラクションでもそんなに並ばないですよ(笑)
ファン:開店前に200人がすでに並んでいたと聞きましたね。
赤池:そんなに話題だったのですね。台湾でも日本のラーメン屋さんは浸透しているんですか?
ファン:ラーメン屋さんはとても多いですね。ほかに「らあめん花月嵐」とか「麺屋武蔵」とか、本当にたくさんあります。
2.「らあめん花月嵐」
日本全国に250店舗以上を展開する「らあめん花月嵐」。海外では台湾やタイ、シンガポールやフィリピンに店舗があります。台湾には16店舗が展開中(2021年6月時点)。定番の「嵐げんこつらあめん」は日本円で約560円で提供されています。
赤池:味はだいたい日本と同じですか?それとも台湾人向けに少しアレンジされていたりするのでしょうか?
ファン:味はほぼ同じだと思います。あ、でも日本に来て「ラーメン凪」の味が違う気がしました!
3.「ラーメン凪」
「ラーメン凪」は、ゴールデン街発祥の煮干しラーメン店。20種類以上の煮干しを独自にブレンドした「すごい!煮干ラーメン」が人気メニュー。海外ではフィリピン、香港、アメリカなどに進出しており、台湾では6店舗展開されています(2021年6月時点)。
赤池:「ラーメン凪」といえば、煮干しラーメンで有名ですよね。
ファン:そうなんです。でも、私は「とんこつラーメン」のイメージがありました。台湾ではよく豚肉を食べるので、豚骨は馴染みがあるんですよね。