「サフィール踊り子」で伊豆へ優雅に逃避行。平日にも乗りたくなる大人の観光列車

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2023/05/27

東京からの週末旅行にピッタリの伊豆半島。海あり山ありで風光明媚な景色が楽しめる伊豆半島へは、移動も楽しみなスペシャルな電車を利用して訪れてみませんか?

サフィール踊り子」は、電車に乗ることそのものが楽しみになる大人の観光特急列車です。

普段なら淡々と過ぎていく駅からの移動も楽しい旅行の一部となるので、日帰り旅にもぴったり。今回は、東京から伊豆をつなぐ、サフィール踊り子の魅力をお届けします。

仕事帰りに「サフィール踊り子」で伊豆へ

「サフィール踊り子」image by:photoAC

東京駅新宿駅を出発し、伊豆急下田駅まで走るサフィール踊り子。

JRが本気で作った観光列車といわれ、特別な時間を持てる列車として2020年にデビューした車両です。

サフィールとは、フランス語で「サファイア」という意味の名前を持ち、イメージ通りの上品な青い車体が特徴。

青い宝石の名前が付けられた理由は、伊豆の真っ青な海と空から。サファイアに負けず劣らずの深い青色をたたえる伊豆の海と空を楽しみながら、リラックスした時間が過ごせます。

image by:石黒まり花

サフィール踊り子は、平日も毎日運行しているので、気軽に特別な体験ができる観光列車として人気を集めています。

毎日運行される下りの「1号」は東京駅11時発、月・木・金に運行される「3号」は東京駅12時30分発、土日祝日に運行される「5号」は新宿駅12時25分発、伊豆急下田駅までの乗車時間は約2時間30分です。


時間が少し遅めなのは、仕事を昼で切り上げてそのままリフレッシュ旅に出かけられるようにとの思いから。職場からそのまま駅へ向かい、サフィール踊り子に乗り込めば、あっというまに日常から開放されます。

サフィール踊り子に乗車すること自体が目的となる場合も多いので、週末の日帰り旅行にもおすすめ!到着地で宿泊せずとも十分に楽しめるのは、観光列車を利用した旅行ならではですよね。

どこに乗るか迷う!サフィール踊り子の特別な車両

「サフィール踊り子」image by:photoAC

8号車両で運行されるサフィール踊り子は、カフェテリアを除いてすべてグリーン車となっており、どの座席を選択してもとても快適。

先頭車両の「1号車」は独立した座席のプレミアムグリーン、「2〜3号車」はグリーン個室、「4号車」はカフェテリア、「5〜8号車」は2+1列配置のグリーン車です。

それぞれの席に魅力があるので、どの座席にするか迷ってしまいますが、特徴をご紹介していきます。

見晴らしの良い先頭車両「プレミアムグリーン」

「プレミアムグリーン」image by:石黒まり花

伊豆方面への下り列車の先頭を走る1号車は「プレミアムグリーン」車両です。

プレミアムグリーンは広々としたリクライニングシートが20席用意されており、それぞれ独立した作りとなっています。

サフィール踊り子は景色が楽しめるように窓がとても大きな作りとなっているので、先頭車両の1号車からは車掌気分でダイナミックな景色を楽しめますよ。

『電車でGO!』をリアルに体験したい方にとっては、一度は乗車してみたいのがプレミアムグリーンです。

座席はリクライニングするだけでなく、角度も変えられるので、無理なく景色を楽しむことができますよ。ひとり旅の方におすすめなのがこのプレミアムグリーン車です。


グループ旅なら「グリーン個室」で決まり

6名まで利用できる「グリーン個室」image by:からあげ博士/PIXTA

ご家族やお友だちとのグループ旅行なら、プライベート空間が楽しめる「グリーン個室」がおすすめ。

カフェをイメージした広々とした空間で、4名まで利用できる個室と、6名まで利用できる個室の2種類が用意されています。

大きなテーブルを挟んで向かい合うようにソファが設置された4名まで利用可能な個室はカフェそのもの!流れる景色がなければ、移動中の列車内とは思えないリラックスした空間です。

窓に向かってテーブルを半円で囲むようにソファが設置された6名用の個室も、景色を存分に楽しめる作りとなっています。

このような個室が用意されていれば、小さい子ども連れの旅行でも安心ですよね。伊豆の海が見えたときには、グループみんなで歓声を上げてしまうこと間違いなし。2時間30分の乗車時間があっというまに過ぎてしまいます。

「グリーン車」も十分リラックスできる

「グリーン車」image by:photoAC

2列+1列で、ゆったりとスペースが取ってある「グリーン車」も、明るく開放的な雰囲気が楽しめる車両です。

シートピッチは成人男性でも十分に広く、柔らかなリクライニングシートに座ればあっという間に夢の中へ落ちてしまいそう。

サフィール踊り子にはどの車両にも天窓が設けられているので、明るく開放的。木目調の床や天井なども自然の中のようなリラックスを与えてくれます。

「カフェテリア」でいただく美味しい食事も

「カフェテリア」の調理場。image by:acco-3/PIXTA

ちょうどランチの時間帯に東京を出発するサフィール踊り子。4号車の「カフェテリア」では、サフィール踊り子限定の特別なお料理がいただけます。

料理はミシュラン一つ星を獲得しているお店「リストランテ・ホンダ」のシェフ、本多哲也さんが監修した美味しさお墨付きのお料理が並びます。伊豆産の野菜を使ったパスタや本格的な煮込み料理なども用意されていますよ。

もちろん、ドリンクやスイーツのみの利用も可能!海に向かって作られたカウンター席に座れば、景色を楽しみながら美味しい料理をいただける最高の時間が過ごせます。

パスタや煮込み料理などメインの料理は事前予約制となっていますので、「サフィールPay」から予約をして出かけましょう。

2〜3号の個室限定メニューも!

※イメージです。image by:ファクター/PIXTA

2号車と3号車のグリーン個室を利用の方は、すべてのお料理を個室でいただけます。さらに、嬉しい特別メニューも用意されているので注目!

サラダやシャルキュトリーの盛り合わせのほかに、ぜひいただきたいのが特製スイーツとシャンパンのセット。

2023年4月時点では、ティラミスとカンノーロが用意されており、美味しいシャンパンと一緒にいただけました。お酒とスイーツを同時に味わうなんて、大人の贅沢の極みですよね。

アルコールが苦手な方はスイーツとソフトドリンクのセットもあるので、個室で大人の時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。


サフィール踊り子で特別な時間を

image by:photoAC

「移動を楽しむ」をコンセプトに作られたサフィール踊り子。ちょっと贅沢な空間は週末の旅にぴったりです。

サフィール踊り子に乗るために伊豆へ出かけてもよいほど、乗り心地もサービスもそろう観光特急列車に、ぜひ乗車してみませんか。平日にも運行しているので、優雅な逃避行にもピッタリですよ。

  • image by:IK/PIXTA
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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