80歳すぎたから恩返し。鳥取のオジイが手作り開業した回転焼き屋

TRiP EDiTOR編集部
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2016/10/31

こんにちは、鳥取マガジンです。米子に新しい回転焼き(大判焼き)のお店がオープンします。そのご主人は御年81歳のおじいさんというから驚きです。さらにご主人が店内のカウンター、椅子、棚、はたまたエプロンまで、ほとんど全てを手づくりされたというからもっと驚きです。

場所は米子市西福原3丁目。以前さだ薬品というお店があったところ、米子天満屋の近く、メガネのタナカさんの隣りの隣りです。駐車場はありませんので、近隣駐車場、公共交通機関をご利用ください。

白寿庵!すごい人が回転焼き屋を開く!

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お店を開かれるのは裏辻律男さん。御年81歳。裏辻さんと編集長トマルは以前からの知り合いでした。

昨年裏辻さんが開催した個展を見に行ったのをきっかけで、声をかけさせていただきました。その個展がすごかったんです。展示されていた作品は全部で4部門。洋画、水墨画、木工作品、そして手芸。なんと1人で4部門も制作されたというから驚きです。その時はまさか回転焼きのお店を開かれるとは・・・。

その裏辻さんが娘さんと回転焼きのお店を開くということでお話を伺ってきました。

80歳すぎたら周りに恩返ししたい

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裏辻さん若い頃、巨大な貨物船の船長さんとして、国内から海外まで様々な場所で活躍されました。

そして広島に住んでいたときに奥様が食堂を開いておられ、ご自身も調理師免許を取得されたそうです。

その時から漠然とあったのが、幅広い世代に親しまれる回転焼きのお店を開くということ。

「みらく」と言うと、ちょっと怒られる!

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回転焼きと言えば、米子には惜しまれつつも閉店してしまった「みらく」という回転焼きのお店がありました。


その話しをすると、そのお店がなくなったから、回転焼き屋さんを始めようとしたのではなく、以前から80歳を超えたらいろんな人に恩返ししたいと考えいたそうです。

そして頭の中にあった、様々な人に喜ばれる回転焼きさんをやることに決めたそう。

こだわりの焼く台

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焼く台は特注品。裏辻さんが考える大判焼きのサイズは、直径6.6センチで厚さ3センチとのこと(こだわりがすごい)。

しかし市販の焼く台はどうしてもそれより大きくなってしまう。

そのため焼く台を作ってくれる会社を探し、特別注文で作ってもらったそうです。

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銅で作られた銅板は職人が1つ1つ手づくりで作った特注品です。こだわりの道具ですね。

国内産の材料
回転焼きの粉やあんは全て国産の安心できる素材を使い、老若男女誰もが楽しめる安全で美味しい味を目指したそうです。

厨房を手づくり!?

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厨房も一から手づくりで作られたそうです。設計から制作まで本当に全部1人です。

カウンター、椅子、そして一輪挿しまですべて裏辻さんの手づくりです。

上の写真のカウンターも、奥の棚もすべて手づくりです。

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この椅子も

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この竹にいたっては、山に行って取ってきたそうです。どんだけー!

娘さんと一緒に竹を取りに行き、なかなか山から下りてこないから、娘さんがかなり心配したとおっしゃっていました。

帽子、エプロンも手づくり

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なんと!この写真の帽子とエプロンもすべて手づくり!

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お茶を入れる道具すら手づくり!こだわりが半端ないです。

2階はアトリエ兼ギャラリー

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アーティストの活動もされており、昨年行われた新協一般公募展で米子市長賞を受賞されました。その作品を見ることができます。洋画、水墨画、工芸作品まで幅広い作品の数々が並んでいました。

10月6日午後1時30分オープン

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米子に新しいのんびり大判焼きを食べ、お茶やコーヒーが飲める場所ができました。

オープンは2016年10月6日午後1時30分です。

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回転焼きの種類は小豆、白アン、クリーム、栗アンの4種類。120円。栗アンのみ140円。このメニューが立てかけられている台ももちろん手づくりです。

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コーヒーセットは280円。抹茶セットは380円となっています。安い!

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山陰中央新聞の記事にもなっていました。

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この日はオープン前ということで抹茶を頂きました。裏辻さん自ら入れていただいた抹茶が美味しい。

米子の回転焼き

裏辻さんの話しを聞いていると、とても御年81歳の方だとは思えません。僕まで元気をもらえました。新しくオープンする回転焼きのお店。こだわりの道具、国内産の材料。手づくりのお店。そして裏辻さん。応援したくなる要素がたくさんです。是非米子天満屋近くのお店に足を運んでみてくさい。

白寿庵
住所:米子市西福原3-2-24 天満屋バス停前
営業時間:13:00~17:30
定休日:水曜
※時間等は変更ある場合があります。

※こちらの記事は、”鳥取の魅力を発信するWebマガジン”「鳥取マガジン」より許可を頂いて掲載しております

記事提供:鳥取マガジン
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