走ってめぐる、京都駅〜清水寺。古都・京都の朝はこんなに美しい
数多くある京都の観光名所の中でも、やはり外せないのが清水寺。通常のアクセス手段はバスやタクシー、もしくは電車利用で清水五条駅から歩くという方が多いでしょう。
しかし“走って”向かえば、途中にある観光名所や街並みを楽しめ、さらに京都を満喫できるはずです。
京都駅から清水寺までは約3.5km。走ると言っても、そこまで遠いわけではありません。よほど急いでいない限り、交通機関でサッと行ってしまうのはもったいない!
そこで今回は、実際に京都駅から清水寺へ走って旅を楽しむ「旅ラン」をしてみました。
京都タワー横を通って東本願寺へ
京都は道が碁盤の目状になっています。同じ清水寺という目的地でも、通る道を変えればまったく違うルートが完成。目にする光景も当然ながら異なります。
そのため今回ご紹介するルートは、ひとつの参考としてご覧ください。
例えば市街地にもお寺などが数多く点在しているのも、京都ならではの特徴です。こうしたお寺を繋ぎながら、清水寺まで行ってみるなんていうのもいいですね。
スタートは京都駅。駅構内にはコインロッカーもたくさんあるので、観光や出張で荷物が多くても安心です。私も少しのお金だけを持ち、身軽に走ってきました。
まず駅を出て目にするのが「京都タワー」です。駅前にあり、まさに京都のシンボル的な存在です。時間のある方は、展望台からの景色を楽しむのも良いですね。
京都タワーの横を真っ直ぐに進むと、程なくして「東本願寺」が現れます。ちなみに西本願寺は1km未満の距離にあるので、遠回りして両方を見て回るのもおすすめです。
渉成園で美しい庭園を楽しむ
そのまま東本願寺前を直進して五条通に向かっても良いですが、せっかくなので「渉成園」を経由してみました。
東本願寺の真宗本廟御影堂門を背に信号を渡り、真っ直ぐに小道を進みます。門の前に看板があるので、迷ったときは周囲を探してみてください。
春には桜が咲き誇り、庭園内の池には周囲の景色が反射して見えます。また、傍花閣などの建造物も一見の価値ありです。
ただ散歩するだけで、時間の流れが緩やかになるかのようです。走って往復するなら帰りに立ち寄って、散歩しながらクールダウンするのもいいですね。
周囲にはマンションなどもあり、水面にその姿が映し出されていました。庭園の歴史情緒あふれる雰囲気と近代的な建物とが組み合わさり、その光景は、まさに古都・京都を表しているかのようです。