湯はニッポンの誇り。訪日外国人が愛する、おもてなし「温泉宿」
日本人と外国人のランキングはリンクしていた！
鬼怒川温泉、箱根強羅温泉、有馬温泉…。先ほどの外国人のランキングと比較すると、より知名度が高い温泉地に構える老舗旅館のランク入りが顕著に見られます。もしかしたら、日本人の「有名度合いを重視」「王道コース好き」な一面が影響しているのかもしれませんね。
一方で、「第一滝本館（外国人ランクで第3位）」、「神戸みなと温泉 蓮（外国人ランクで第2位）」などの名前は、日本人のランキングでも上位に位置しています。
それ以外の宿も「指宿白水館（外国人ランクで第1位）」は西日本エリア第9位、「星野リゾート 青森屋（外国人ランクで第4位）」は東日本エリア第10位、「白玉の湯華鳳（外国人ランク第5位)）」は西日本エリア第12位にランクインしました。
上記をみて分かるとおり、日本人と外国人のランキング結果は決してかけ離れたものではありません。「自分たち日本人がよいと感じる旅館を、ぜひ外国人にも教えてあげたい」という気持ちが表れているように感じられます。
いま、もっともアツい温泉地はどこ？
いままでは旅館について触れてきましたが、最後に「温泉番付 温泉地部門」についても触れていきます。日本人がいま、一番好きな温泉地はどこなのでしょうか。上位5位までの結果は下記のとおりです。
【東日本エリア】
第5位 熱海温泉／静岡県
都心からわずか40分、新幹線の停車駅とあってアクセス抜群の温泉リゾート地。
第4位 伊香保温泉／群馬県
群馬県の温泉地といえばここ。日本三大うどんのひとつ「水沢うどん」も見逃せません。
第3位 登別温泉／北海道
江戸時代から知られる保養地。9種類の温泉が湧き出す日本有数の温泉郷です。
第2位 箱根温泉郷／神奈川県
家族向け大型ホテルから大人向けの高級旅館旅館まで、多様なニーズに対応していることが評価に繋がりました。
第1位 草津温泉／群馬県
日本を代表する名湯のひとつ。勢い良く源泉が流れる湯畑の姿は必見です。
【西日本エリア】
第5位 由布院温泉／大分県
由布岳の麓に面した金鱗湖の周辺に広がる自然豊かな温泉地。
第4位 下呂温泉／岐阜県
林羅山が有馬温泉・草津温泉とともに、日本三名泉に数えた名湯。
第3位 有馬温泉／兵庫県
江戸時代の温泉番付では、当時の最高位である西大関に格付けされていました。
第2位 城崎温泉／兵庫県
開湯1300年の歴史を持つ、伝統的な兵庫県随一の名湯地。
第1位 別府温泉郷／大分県
温泉都市として知られる別府は、源泉数、湧出量ともに日本一を誇ります。
おなじみの温泉地が多くラインナップしましたが、意外な地名もあるのではないでしょうか。なかには、優れたインバウンド対策によって、ここ数年の間で約40倍も観光客が増加したスゴイ温泉もあるのです。
