握手で挨拶はダメ?日本人が海外で気を付けたい「NG」行動

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2019/12/21

帽子にも触れては駄目/モンゴル

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ヨーロッパから見れば極東に位置するモンゴルでも、スキンシップには注意が必要です。頭はもちろん、頭の一部である帽子にも触れてはいけません

<モンゴル人には天に対する信仰があり、天と人を結ぶ頭を神聖な部分だと考えています。そのため、頭にのせる帽子も大切に扱われ>(国立民族学博物館のホームページより引用)

と書かれているように、帽子も大切な存在とされているため、断りもなく触ると、ネガティブな印象を相手に与える恐れがあるのですね。

インドでは異性と過剰に接触しない

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見知らぬ異性とはもちろん、一緒に旅行している自分の(異性、同性に関係なく)恋人などとも、公衆の面前で過剰なスキンシップは避けた方が良いです。

公衆の秩序を乱したという理由で、罰金を科せられるケースすらあるからですね。

フランスの通信社AFPの報道では、インドのある村の議会が、人目のある場所での愛情表現を禁止すると全会一致で決めたと報じられていました。保守的な国と地域では、特に初対面に近い異性との接触を控えた方が無難です。

筆者はインド北部のまちに暮らす若い女性と部屋で2人きりで話をしていただけで、その女性の親族にとがめられました。くれぐれも注意したいですね。

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以上、旅行中のスキンシップについて紹介しました。筆者のささやかな経験からすれば、スキンシップに不慣れな日本人は、相手に合わせて動くと失敗が少ないと思います。

例えばカナダで女性にキスされたときのように、相手がキスをしてくれたら受け入れる、相手がハグをしようと両腕を広げたら受け入れる、手を差し出してきたら手を握り返すといった感じですね。

自分からアクションを起こしたい(例えばハグしたい)場合でも、自分から近づいて抱きしめるのではなく、例えば観測気球を上げる感じで、相手に向かって両腕を広げてみるとはっきりします。


プラスして笑顔で「Can I hug?」などと聞けば、問題ない場合、相手もハグをしてくれます。もちろん人によっては嫌がる方もいますので、スキンシップに慣れない人は、相手のペースに合わせて振る舞ってみてくださいね。

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翻訳家・ライター・編集者。成城大学文芸学部芸術学科卒。富山在住。主な訳書『クールジャパン一般常識』、新著(共著)『いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日』。北陸のWebメディア『HOKUROKU』創刊編集長。WebsiteTwitter 

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