テレワークなのにハンコ出社?外国人が驚いたニッポンの常識

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2020/10/07

在宅勤務なのに昼食の時間が決まってる/インドネシア出身

image by:Unsplash

新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される、いまならではの困りごとや驚いたことも話題に上がっています。

「会社の在宅勤務やフレックス勤務の考え方が遅れていることに驚きました。在宅勤務なのに昼食の時間が決められていたり、フレックス勤務を認めているのに朝会の参加は暗黙の了解で、実際にはフレックス制が活用できていなかったり…。

もちろん会社によって異なるのだとは思いますが、いま働いている会社では制度だけあっても実際は運用できていないのが現状です」(インドネシア出身/日本在住歴12年)

新型コロナウイルスの流行を機に、テレワークオンライン会議など働き方に変化が起きています。しかし職種や役職などの事情によっては、導入できていない企業も少なくありません。

チャットプラス株式会社が調査した「テレワークとデジタルツールに関する調査」によると、全社員がテレワークへ移行した企業はなんと6.4%

そのほか一部の社員がテレワーク体制をとる分散型の企業もありますが、全社員出勤している企業49.9%と、全社員出勤とテレワークの導入比率が、ほぼ二分する結果となりました。

現状積極的に導入できているのは一部の企業のみですが、新たな働き方として、今後のさらなる普及率が注目されています。

ハンコのために電車出勤…?/アメリカ出身

image by:Ned Snowman / Shutterstock.com

「いま私が働いている会社では通常業務はテレワークです。社内での会話もオンラインでやりとりをしているのですが…上司のハンコをもらうためだけに電車通勤しなくてはならないことがあって困っています。

ハンコはアメリカにはありませんし、日本ならではの素敵な文化だと思いますが、このコロナ禍でハンコだけのために出勤するのには驚いてしまいました」(アメリカ出身/日本在住歴5年)


せっかくテレワークを導入した企業でも、上記のように「ハンコ」を押すだけのために出社するケースが露呈され、行政上ハンコの使用を続けるかの是非が問われていますよね。

ハンコを作っておけばよかった…/ニュージーランド出身

image by:claudiah / Shutterstock.com

仕事面以外でも、役所の手続きや契約の際に必要となるハンコ。ニュージーランド出身のかたは、日本で銀行口座を開設する際に、ハンコや手続きで困ったことがあったのだとか。

「ハンコ文化にとにかく慣れなくて困りました。銀行口座を開設しようにもまず住民票が必要で、住民票を持っていくと次はハンコ。私は『日本名ではないから…』と待たされることもあり、当初は参ってしまいました。ハンコは可愛いし物自体は好きなのですが、最初に作っておくとよかったかもしれません」(ニュージーランド出身/日本在住歴1年)

外国人観光客の間では日本文化を感じられるお土産として人気の高いハンコ。ただ、外国ではサインで済ませる文化が多いためか、日本在住者のなかには「まさかハンコが必要だと思わなかった」という意見も少なくありませんでした。

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