テレワークなのにハンコ出社?外国人が驚いたニッポンの常識

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2020/10/07

いつまでFAXを使うの?/ニュージーランド出身

image by:Shutterstock.com

ハンコ同様に不要論を唱えられつつある「FAX」。新型コロナウイルスの感染を診断するPCR検査において、医療機関が保健所へ送る検査結果を手書きのFAXで提出していたことから、そのアナログな管理体制が大きな話題となりました。

「コロナの感染者数や検査件数を確認するために、FAXを使ってやりとりをしていることにびっくりしました。PCでデータをやりとりする方法ではいけないのかなぁ…って思ったのですが、いろいろと事情があるのかもしれないですね。

私も実際にとある手続きを行う際、相手に『書類をFAXで送ってほしい』といわれたときは、驚いてしまいました」(ニュージーランド出身/日本在住歴1年)

手書きのFAXはやはり正確性に欠けるようで、事実データ収集の漏れや重複計上のほか、検査結果を誤って個人宅のFAXに送信してしまったというミスも報告されています。

もちろんFAXが重宝されるケースもあるので、一概に「いらない!」とはいえません。さらにいえば一部だけをオンライン化しても逆に非効率になってしまうことも考えられます。医療機関の負担を減らすためにも、今後どのようにオンライン化されていくのか期待したいところですね。

自主的に行動自粛する国民性がすごい/バングラデシュ出身

image by:Ned Snowman / Shutterstock.com

また、このコロナ禍を日本で過ごしてみて、改めて国民性文化に驚いたこともあったようです。

「ほとんどの人がマスク着用を自主的におこなう姿勢がすごい。緊急事態宣言のときにも多くの人が自ら行動自粛を遵守していたし、スーパーなどのお店でもパニックが起こらず、みんなが整然と並んでいることに驚きました。本当にすごい」(バングラデシュ出身/日本在住歴5年)

普段からマスクしてるところがすごい/ボリビア・ロシア出身

image by:Ned Snowman / Shutterstock.com

「新型コロナが流行する前からみんな普通にマスクをしていたことに驚きました。ボリビアでは具合の悪い人がほかの人にうつさないためにマスクをするのが基本だから、マスクをしていると具合が悪い人と見られてしまうんです。

でも、日本では予防のためにもマスクをするんですね。これはとても素晴らしいことだと思いました」(ボリビア出身/日本在住歴20年以上)


「真夏の気温の高い環境でもみんなマスクをしているのがすごい。マスク等の感染予防に関してはロシア内でも意見が分かれると思うけど、僕なら『屋外くらい外していいでしょ?』って思っちゃう。もちろんマスクはつけているけど。

でも日本人はみんながちゃんとマスクをつけていて、不要な外出を控えていて、協調性があると思う」(ロシア出身/日本滞在歴4カ月)

暑いし苦しいし…もちろんマスクを外したい気持ちは満々なのですが、万が一自分がウイルスを持っていたらと考えると、我慢してつけるのが日本人。

花粉症やインフルエンザ対策など、元来マスクをつけることに抵抗がない国民性ということもあり、ほとんどの人が自主的にマスクをつけていますよね。

国によってはマスクを着用の文化がなく、なかには「マスクをするのは重病人の証」と、国民がマスク着用を拒否するニュースも見受けられました。そのためマスクの着用を義務化している国でも、着用率100%を叶えるのはなかなか難しいのだとか。

このように私たち日本人にとっては当たり前のことでも、外国人視点でみると困ったり戸惑ったりすることたくさんあるということがわかりました。

実際にインタビュー結果をみると、昔ながらの会社のルールやアナログな社会など、いまの私たちからみても「不便だよね」と納得できる項目も多かったのではないでしょうか。もちろん日本には素敵な文化がたくさんあります。

これからも日本のいいところはそのままに、さらに国際的な視野を広げ、日本で暮らす外国人にも居心地のよい社会を目指したいですね。

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アニメ・漫画・2.5次元・アイドル・お人形が趣味のライター寝子。ライター転身前はアパレル販売員やパタンナーアシスタントを経験。持ち前の探求心で旅行情報や国内外の幅広い話題を追求していきます。

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