意外すぎ!外国人に聞いた『鬼滅の刃』ハリウッドで実写化するなら誰?
ついに『鬼滅の刃』の最終巻である23巻が2020年12月4日に発売され、主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)をはじめとした鬼殺隊と鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)の戦いに幕が下ろされました。
約4年間にわたり「週刊少年ジャンプ」で人間と鬼との戦いを描き続けた同作品は、子どもだけでなく大人も、そして国を超えて外国人までもが夢中になっています。
そこで今回は、実際に外国人のかたに『鬼滅の刃』についてインタビューを実施。「ハマったきっかけ」や「ハリウッドで実写化するときの適役」、そして「鬼滅の次に流行る日本アニメ」などについてお話を伺ってみました。
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鬼滅のどんなところが好き?ハマったきっかけは?
鬼の過去まで描いているところが好き/韓国出身
「アニメで戦いのシーンの映像がリアルでカッコいい。鬼を倒すだけではなく、鬼の暗い過去や人間の家族愛などがたくさん反映されており、ストーリー性があって年代問わず心に響くアニメだと思いました。登場人物もみんなキャラが濃くて好きです」(韓国出身)
妻にすすめられてハマった/アメリカ出身
「ハマったのは、日本人の妻にすすめられたことがきっかけです。それから毎日のようにアニメを観るようになり、いまでは妻より詳しいくらいになりました。
映画やアニメ、漫画も全て読ませてもらいました。鬼滅は現代版の『桃太郎』のような感じだと思います。技が綺麗でアニメは何度見ても感動しています」(アメリカ出身)
日本人との共通の話題になるから/ニュージーランド出身
「最初は、日本の友だちと共通の話題が欲しかったので読み始めました。私は日本の学校に通っていて、実際に友だちと『鬼滅の刃』の話で仲良くなることができたと思います。いまでは漫画を全巻購入して、お互いに貸し借りしています。
『鬼滅の刃』は人気だからこそ、日本人と盛り上がれるから嬉しいです。また、名前に漢字が多く使われていて勉強になります。名言も多いからいいですよね」(ニュージーランド出身)
たしかに筆者も友人や仕事関係の人と話をするとき、『鬼滅の刃』の話をすると場が和むような気がします。例えば、「映画観た?」「どのキャラクターが好き?」なんて話題で盛り上がることも。
とくに最近では新型コロナウイルスの影響でリモートワークが続き、人と直接顔を合わせる機会が少なくなってきたため、こういった話題でコミュニケーションを取れることはとても素敵なことですよね。
主題歌『紅蓮華』が好きだから/ウクライナ出身
「みんながTwitterなどのSNSで『壱の型』や『○○の呼吸』などつぶやいていたけど、アニメ自体に興味がなかったのでスルーしていました。でも有線で聴いた曲がとても好きになり、周りに聞いてみると『鬼滅の刃』に使われていると知りました。
友人に『内容を知るとこの曲がもっと好きになるよ』と教えてもらったから見始めると、アニメの1話目からひきこまれてしまったんです」(ウクライナ出身)
歌手・LiSAさんが歌う主題歌『紅蓮華(ぐれんげ)』は、オーディオ ストリーミングサービス「Spotify」によると、なんと海外で最も再生された国内アーティスト・楽曲ランキングの第1位を獲得。
アーティストとしても楽曲としてもNo. 1に輝くこの人気ぶりからも、海外ファンの多さが見えてきますよね。
地元のテレビで紹介されていたから/台湾出身
「台湾のテレビ番組でいま流行ってるアニメとして『鬼滅の刃』が紹介されていたのを見ました。買い物するときもよく鬼滅のコラボ商品を見かけて、さらに興味を持ちました。
日本語の勉強にもなりますし、日本で流行ってるアニメを見てみたいと思ってネットでアニメを見始めたことがきっかけです」(台湾出身)
このようにさまざまなきっかけで、みなさん『鬼滅の刃』にハマっていた様子。でも、そもそも「鬼」とは日本の妖怪と考えられており、海外の人たちにとってはあまり馴染みがないはず…!?
では、外国人にとって「鬼」とはどのように写っていたのでしょうか。「鬼に対するイメージ」や「母国にいる鬼」についても聞いてみました。