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京都府のディープな博物館~石・鉱物編~【舞鶴市・亀岡市・福知山市】

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2021/01/29

日本全国さまざまな博物館がありますが、それは京都も同じ。中にはディープでマニアックなものたくさん!今回は、赤れんがや砥石、瓦といった“石・鉱物”にまつわる博物館をご紹介します。

舞鶴をはじめ世界各地のれんが建造物やれんがの歴史を紹介

赤れんが博物館

KYOTO SIDEでも何度かご紹介している「舞鶴赤れんがパーク」に博物館があるのをご存じですか?1号館にあたる「赤れんが博物館」は、世界のれんがや舞鶴のれんがの展示、れんが建築の歴史などを見ることができます。

また、赤れんが博物館の建物自体も歴史は古く、明治36(1903)年に旧舞鶴海軍の魚雷倉庫として建てられたものなのです。そして2008年には国の重要文化財に指定されました。趣あるれんが造りの建物に入るのはなかなかできない体験ですよね。

それでは、中を見学してみましょう~。

まずは1階の「世界のれんが」コーナーへ。

れんがの歴史は古く、なんと約1万年前から使われていたといわれているのだとか!エジプトやメソポタミア、中国など、古代文明の発祥地でもたくさん使われているんですよ。

展示コーナーには、エジプトの日干しれんがやモヘンジョダロ(※インダス文明最大級の都市遺跡)のれんがなどさまざまなれんがが並びます。

また、れんがは建築材料としてだけではなく、文字を刻み保存する文書としても使われていました。紙がなかった時代にれんがはとても重要な素材だったのかもしれませんね。

さぁ、続いてはれんがの製法を紹介する「神崎ホフマン窯」のコーナーです。


神崎?ホフマン?とはてなが浮かびますよね。まずホフマン窯というのは、ドイツのホフマンさんが考案した窯のことです。この開発のおかげでれんがの大量生産が可能になったのだそう。

そして、そのホフマン窯がかつて舞鶴市の神崎地区にあったのです。ホフマン窯は日本で4基しか残っておらず、いずれも稼働していません。神崎ホフマン窯も今は工場跡になっていますが、申し込みをすれば見学もできますよ。

赤れんが博物館の「神崎ホフマン窯」コーナーで予習して行くのもありですね。

さぁ2階へ行ってみましょう。

こちらでは日本のれんがの歩みや、舞鶴のれんが建築の歴史、体験コーナーなどがあります。日本では明治の文明開化とともにれんが造りの建物が多く建てられました。

写真は1914(大正3)年竣工の東京駅丸の内駅舎。近代建築の父と呼ばれる辰野金吾(たつのきんご)による設計です。辰野金吾の建築は、京都では京都文化博物館別館(1906年・明治39年)が有名ですね。

当時、れんが造りは最先端の建築技術でした。なので、れんが造りの建築物は近代化の象徴ともいえるのだそう。

続いてはこちら。写真は昔の赤れんが倉庫の模型ですが、中にある灰色の物体は何か分かりますか?正解は……冒頭でも触れていた魚雷です。こんなにもたくさん保管されていたんですね!平和になった現在では武器がこんなに並ぶのは珍しい光景ですよね。

れんがについてたくさん学んだあとは体験コーナーへ(※現在は感染対策のため休止中)。ここでは「イギリス積」と「フランス積」の違いを体験できます。

・イギリス積は長い面の段と短い面の段を交互に積む方法
・フランス積は1段に長い面と短い面を交互に並べる方法

どちらも実際に使われていた手法ですが、作業効率や耐震性、コストなどに違いがあるそう。体験が再開されたら、ぜひ実際に積んで試してみてください!

ほかにも舞鶴市のれんが建築や、戦争や平和にちなむれんがなども見ることができます。身近な建築素材の「れんが」の世界に浸ってみてはいかがでしょう?

「赤れんがパーク」を紹介している記事はこちら↓

艦艇を間近で見学!カレーも食す!海軍ゆかりの地「舞鶴」めぐり

■■INFORMATION■■
赤れんが博物館
場所:京都府舞鶴市字浜2011番地
電話:0773-66-1095
時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館:年末年始(12月29日〜1月1日)
料金:大人 400円/学生(小学〜大学) 150円 ※市内在住か在学の学生は無料
(赤れんが博物館・舞鶴引揚記念館に入館できる共通券もあり。大人600円/学生200円)

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