京都府のディープな博物館~石・鉱物編~【舞鶴市・亀岡市・福知山市】

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2021/01/29

魔物を滅する鬼瓦に釘付け!

日本の鬼の交流博物館

昨年は“鬼”が日本中を熱狂させた年でしたね。そして福知山には鬼の博物館、その名も「日本の鬼の交流博物館」があるんです!

世界中の鬼の文化・芸能を展示し、鬼を知り(学習)、鬼と遊ぶ(交流)空間として、全国でも珍しい鬼に特化した博物館として平成5(1993)年に開館しました。

鬼への追求を深めるための貴重な資料を閲覧できるライブラリーを設置した「鬼文化研究所」も併設し、地域の鬼文化研究の中枢を担っているそう。

ここでは、「日本の鬼」「世界の鬼」「大江山の鬼」、そして「鬼瓦」の4つの展示ブロックがあります。今回は「鬼瓦」に焦点を当てて見ていきましょう!円環状になった廊下を進むと現れる鬼瓦たち。ずらりと並ぶさまは迫力満点です。

こちらでは日本の代表的な鬼瓦が、実物とレプリカを織り交ぜて50点ほど展示されています。写真は、大陸からもたらされた瓦技術の技法で作られた奈良時代のもの。鬼瓦は時代を経るごとに立体的に、怖い顔になるのだとか。

こちらは室町時代、豊臣秀吉が広島の厳島神社に奉納したものです。先ほどの奈良時代のものと比べると、めちゃくちゃ怖くなってますね。今すぐ退治して!と言いたくなるほどの迫力ですが、鬼瓦は魔除けとして使われているのです。こわーい顔で悪いものを祓ってくれているんですね~。

ちなみに博物館の外には大きな鬼瓦がありますよ。人と比べてもこのサイズ感!これは、高さ5m、重さ約10トンの日本一の大きさを誇る「大江山平成の鬼瓦」です。

日本鬼師の会に所属する全国の鬼瓦職人が、顔を約130のパーツに分けて、全国各産地の土と焼成技法で作り、それらを現場でつなぎ合わせたのだそう。職人さんたちの魂がこもったこの鬼瓦なら、どんな魔物も近づけませんね。

ほかにも日本の鬼や世界の鬼などたくさんの鬼に出合えます。ぜひ、鬼の歴史に触れてみてください。


節分の鬼や、大江山の鬼伝説なども掘り下げた記事はこちら↓

節分の由来と“鬼”の正体〜大江町の日本の鬼の交流博物館で聞く〜

■■INFORMATION■■
日本の鬼の交流博物館
住所:京都府福知山市大江町仏性寺909
電話:0773-56-1996
開館時間:9:00~17:00(入館は〜16:30)
休館日:毎週月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)
入館料:330円(高校生 220円/小中学生 160円)※15人以上の団体の場合割引あり
公式ホームページ

  • source:KYOTO SIDE
  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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