韓国人と中国人が気にしていた、日本とは微妙に違う「一般常識」
お家にお邪魔することになったら?
赤池:日本には色んな作法があるけど、飲食店だけじゃないんですよね。
王:例えば、銭湯では湯船に浸かる前に体を洗うとか、玄関では靴を脱がなきゃいけないよね?
赤池:そうですね。ちなみに脱いだ靴は外に向けてそろえるのがマナーって教えられました。
王:中国は日本の玄関みたいに区切られていないから、土足で入る家もあれば、脱ぐ家もある。っていうのも、家に入るときに靴を脱ぐっていうのはここ最近20年くらいのことなんだよね。
赤池:へ〜!そうなんですね。
王:統一されているわけではないから、日本みたいに家に入るときは必ず靴を脱いで外に向けてそろえるっていう作法はないね。
ユナ:たしかに日本では外に向けてそろえるっていうよね。韓国では逆かな。
赤池:室内(内側)に向けてそろえるんですか?
ユナ:入ったときのままって感じ。つま先を外に向けてそろえると「さっさと帰りたい」って意味になるのよ。あとそろえない人も結構多いけどね。
赤池:じゃあ、日本とは逆で靴をそのままにしないと怒られたりするんですか?小さいとき、靴をそろえてないと親にめっちゃ怒られてました!(笑)
ユナ:基本的にはそのままでいいと思うよ。でも、それぞれ生まれ育った環境も違うから、そろえたからって怒られたりすることはないと思うよ!
今回の座談会では、日本と中国と韓国でそれぞれ違う一般常識がたくさんあることがわかりました。
もちろん家庭や人によって習慣やマナーは異なりますが、なかには意外な歴史が隠されていたり、時代とともに変化していたりするものも数多くある様子。
どの国が正解ということはありませんが、さまざまな礼儀作法を知ることで、その国ならではの文化に触れることができるかもしれません。
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