韓国人と中国人が気にしていた、日本とは微妙に違う「一般常識」
お茶のおかわりを頼むとき
王:みんなは飲食店でお水やお茶のおかわりがほしいとき、どうしてる?
赤池:店員さんに「すみません」という、もしくは手をあげるのが一般的ですかね。
ユナ:韓国ではだいたいテーブルにお水のボトルが置いてあるから、自分で注ぐかな。
王:中国も基本的にお茶がテーブルに置いてあるんだけど、おかわりは自由なのね。もしもおかわりするときは、急須の蓋ずらしたり、蓋を反対にして急須にのせると、「おかわりをください」の合図になるよ。
赤池:それなら友だちとの会話をさえぎって、店員さんを呼ぶ必要がなさそうですね。
ユナ:たしかに盛り上がっているときこそ、店員さんを呼ぶタイミングって難しいよね。合図で持ってきてくれるのは嬉しい。
赤池:そういえば中国ではお茶がほしいときにテーブルを叩くって聞いたんですけど、それって本当ですか?
王:あ〜、お茶が欲しいからテーブルを叩くのではないかな。
赤池:どういう意味で叩くんですか?
王:お茶を注がれたとき、人差し指と中指でテーブルをトントンってすることがある。これは「ありがとう」って意味なんだよ。
ユナ:どうしてテーブルを叩くと「ありがとう」なの?
王:昔、一番の礼儀は皇帝へ挨拶するとき、両膝を床に付けて頭を下げることだったのね。いまでは、両膝を床に付けて頭を下げることは親にしかしないんだけど(笑)
王:この指でトントンするのは両膝を床につけるイメージを表してるから、「ありがとう」って意味になるんだよ。
赤池:なんかすごい。もしも自分が店員だったとしたら、お茶とかお水を注いだときにトントンってされると「え?イライラしてる?」って思っちゃいます。
王:ないない。もし中華料理店とかでトントンしている人がいても、怒っているわけではないから気にしないで!(笑)
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