【2021】日本最多の実物車両53両が圧巻!京都鉄道博物館
日本最多!!実物車両53両も展示
「重要文化財」や「鉄道記念物」といったお宝の宝庫
エントランス入ってすぐ、鉄道の歴史を一目みてわかるように蒸気機関車から日本初の長大編成電車、新幹線まで展示されています。
写真一番右の鼻の丸い0系新幹線は1964年の東海道新幹線開業にあわせてデビュー。当時、3216両製造されたうちの4両がこちらに。なんとすべてがトップナンバーで、日本で唯一のブッフェ車両も!!
電車の脇には、解説版が設置されています。「鉄道遺産」という言葉、ご存じでした?わたしは知りませんでした~!歴史の町、京都が誇る鉄道遺産もあるんですね。
こちらは1902年から41両製造されたタンク式蒸気機関車。なんと約120年前の蒸気機関車も展示されています!2016年に国の重要文化財になった超貴重SLです。
1000年の都・京都ならでは展示スタイル!かさ上げ展示
普段見ることができない車両裏の見学をできるのが1Fのかさ上げ展示です。
本来、車両裏を見せるためには地面を掘る必要があると考えられますが、京都鉄道博物館の本館は、平安時代のメインストリート・朱雀大路の上に位置しています。一般的に歴史的遺構が見つかった場合、地中で保存しておかねばなりません。
建設前の発掘調査でこの遺構を傷つけないように「それなら車体あげてしまおう!」と機転を利かせ、その上で電車の裏側を見せられるよう工夫された展示がこちら。京都鉄道博物館ならではのスタイルです!
車両の下を歩くことができます。注目すべきは、砂まき管。急な勾配の坂道などでブレーキの補助するのがなんと「砂」なんです!なんとも原始的で驚きました。
フォトジェニック!レトロな車庫は重要文化財
1914年に建設された扇形(せんけい)車庫は蒸気機関車の格納庫。美しい放射状の引込線が目を引きます。現存する最古の鉄筋コンクリート造りの機関車庫として国の重要文化財に指定。
車庫内には同じ1914年に本格的に量産された日本初の旅客用蒸気機関車も展示されています。
写真右から2両目には菊の御紋が。お召し列車(※)の専用指定機だった車両も展示されています。※天皇・皇后両陛下が乗車される特別な列車
上の写真はお馴染みのD51形(デゴイチ)。頭に付くアルファベットは一体なにをあらわすものかご存じでしょうか?動輪の軸数をあらわすそうで、Cだと動輪の軸が3つ、Dだと4つ。ぜひ現地で数えてみてください。
上の写真はC62形。動輪の軸数は3つです。
こちらは旧二条駅舎。1996年の山陰本線二条~花園間の高架化によって駅舎としての役割を終え、移築・復元され、京都市指定有形文化財に指定されました。
現在では、蒸気機関車の資料館、ミュージアムショップが設置されています。
鉄道グッズ以外にも、お漬物やちりめん山椒など老舗店の京都らしいお土産や、ミネラルウォーターも車両デザインで販売されているのが嬉しいですね。これらは京都鉄道博物館限定です~。常温で持ち帰ることができるのもありがたい。
本館1Fにはカラフルなトレインマークのコレクションもあり。こちらも映えます!