ちょっとHな意味に…外国人が勘違いしてしまう、日本の意外な「海外NGワード」
エビ/ロシア語
「エビ」は普段から食べますか?南アフリカの知人に先日、「エビを日本人はどうしてそんなに好んで食べるのか?」と質問されました。南アフリカ出身の知人からすると、見た目が苦手だそうなので、一理ある意見ですよね。
エビやカニは宇宙人のような異形の持ち主にも冷静になれば見えてきます。しかしあの味を知っている日本人には、もう止められない食材ではないでしょうか。
そのエビをロシアでも食べたくなった、またはロシア人と一緒にいるときに食べることになったとしましょう。日本海から北極海、黒海、カスピ海、フィンランド湾などさまざまな海にロシアの国土は面しています。「眠れる漁業大国」などともいわれているほど。
2019年のデータでいえば、ロシアは世界でも中位のエビ漁獲量です。そんなエビをサンクトペテルブルクやモスクワのすし屋で刺身として食べたいと思ったとしましょう。
しかしロシアのすし屋では、注文の仕方にちょっと注意が必要かもしれません。「エビ」に関しては特に要注意。
日本人だからと通ぶってモスクワのすし屋で大きな声を出し「エビ」と注文した瞬間、周りのロシア人がちらっと目線を向けてくるはずです。
日本語の「エビ」がロシア語では別の意味の言葉に聞こえてしまうのです。そのロシア語の「エビ」はどのような意味なのか、ロシア語〜英語の辞書で調べてみました。ずばり「fuck」と書かれてます。
「fuck」とは具体的にどのような意味か『ジーニアス英和辞典』で調べるとfour-letter-wordの代表的表現として禁句とされています。
「~と一発やる(性交する)」とも。命令形だと「一発やれ」。「エビ」の意味は「一発やれ」に聞こえてしまう恐れがあるのですね。
すし屋のカウンターごしに好きだからと何度も「エビ」を注文すれば、周りのロシア人には変な言葉を毎回注文で叫んでいるように聞こえるわけです。
今後、ロシア語に出会うシーンがあったとするなら、ロシア語で「エビ」を意味する「クリービエトカ」を使いたいですね。ちなみにキリル文字の「p」は英語の「r」風に発音し、さらに巻き舌をぶるぶるっと震わせます。その他はローマ字風に読むといいみたいですよ。