ちょっとHな意味に…外国人が勘違いしてしまう、日本の意外な「海外NGワード」
酒乱/英語
同じ英語のNGワードを最後に紹介します。皆さんはどれだけお酒を飲みますか?
海外旅行の楽しみとしてお酒を最大の目的にしている人も少なくないと思います。ワインの産地へ行けばワインを飲みたくなりますし、ウイスキーの本場へ行けばウイスキーを飲みたくなりますし、ビールの消費が多い国へ行けばビールを飲みたくなります。
昼から飲んでしまう場合も旅行中はありますよね。とはいえ昼から飲むとちょっとした罪悪感が日本人には旅先でも働くはずで、お酒を飲む仲間同士で「私たち(俺たち)酒乱だね」と冗談でいい合う場面も出てくるかもしれません。
「酒乱?」
「そうだよ。お前は日本でも酒乱じゃん」
「酒乱じゃない!」
などと「酒乱」を連呼して、酔った勢いで笑い合うケースもあるのではないでしょうか。しかしこの「酒乱」、英語圏では響きが微妙な感じになるので要注意です。
「酒乱」は英語で「schlong」に聞こえる可能性があります。「schlong」の語尾の「ng」は正確に発音すると「ング」ですが、語尾の子音「g」が脱落して強く発音されないケースも多いです。そうなると音写すれば「シュラン」に近い感じの発音になります。
「schlong」はちょっと聞き覚えのない英単語かもしれません。『ジーニアス英和辞典』で調べるとアメリカ英語の俗語として「男性のシンボル」の意味が載っています。
オープンテラスの席で大声で笑いながらお酒を飲んで「アソコ」「アソコ」と昼間に騒いでいるわけです。何かの偶然だと周りも解釈するはずですが、周りの外国人も気になってしまう言葉ではないでしょうか。
先ほどの「明日」と組み合わせ「明日(の予定)?(今日と同じく)酒乱(になる)」みたいな冗談をいわないように注意したいですね。
何気ない日本語が海外では際どい意味になってしまうケースを紹介しました。もちろんこれらの言葉を使うシーンは、なかなかないかもしれませんが、場合によっては違った意味に聞こえてしまうという、豆知識として覚えておいてくださいね。
新型コロナウイルス感染症の影響でまだまだ海外へ自由に行けない日々が続いていますが、再び動けるようになったときには、いろんな言語に触れて、日本語と外国語で「こんな空耳があったのか!」と発見してみても面白いかもしれませんよ。
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