便器の上に土足で立つ!?外国人に聞いた、日本とは違う「トイレ」事情
日常生活で欠かせないトイレ。日本では和式と洋式の2種類のトイレが普及しているほか、公共施設などでは男性用の小便器も設置されています。
そして最近の物件では、洋式トイレが主流。物件の広さにもよりますが、家族はもちろん性別関係なく、みんなが使う共有部分だからこそ、快適な状態を保ちたいもの。
しかしそこで気になるのがトイレの使い方について。よく公共施設でも、多言語を用いた「座って使ってください」などの張り紙を見かけることがありますよね。これはトイレの使い方が国によって違うからこそ、新ためて注意書きをしているという背景があります。
では、日本とはトイレ事情の異なる海外ではどうなのでしょうか?今回は、実際に外国人の皆さんに各国の「トイレ環境・事情」について、リアルなお話しを伺ってみました。
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※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
トイレットペーパーを流せない国も多い
日本の水洗トイレでは、基本的にトイレットペーパーをそのまま流すことができますよね。
ドラッグストアやコンビニで売られているトイレットペーパーも水に溶けやすくなっていますし、家のトイレでも公共施設でも、どこでも流せるが当たり前となっています。…が、国によっては水圧の関係で流してはいけないところも珍しくありません。
例えば、お隣の韓国では使用したトイレットペーパーは、便器の横にあるゴミ箱に捨てるのが一般的。ただ、最近では韓国でもトイレ事情が改善されつつあるみたいです。
「韓国はかつてトイレ事情がとてつもなく悪いことで有名だった。公共のトイレは超汚いし、すべてのトイレにトイレットペーパーがついてるとも限らない。
でも、ここ数年でトイレットペーパーを流せるトイレも増えてきたんだ!これで一気にトイレが汚い国の印象は薄れると思う!とはいってもまだまだ日本のトイレのレベルまではいかないかな(笑)」(韓国出身・男性)
韓国のほかにも中国やタイ、南米の国などでもトイレットペーパーが流せないところがあります。
隣のトイレが丸見えのところも…
また、中国でも都市部と地方でトイレに違いがある様子。例えば、上海や北京といった大都市では、当たり前のように水洗トイレが主流です。
しかし、地方の場所によってはまだまだ水洗トイレではないところも存在します。さらにトイレットペーパーが流せないことが当たり前なのだとか。
「中心部で綺麗なトイレだと思って入ると水がまったく流れない…逆流してきた…なんてこともあります。見た目だけで決めない方がいいです」(中国出身・女性)
「中国のトイレは、場所によって大きな差があります。私は上海出身なのですが地方で外のトイレに行きたくなり、探したところ、大きな石を削ったようなトイレで…大だったら大変でした。あとトイレの個室に扉がない場所もまだ多くあります」(中国出身・女性)
トイレの個室に扉がない、いわゆる隣が丸見えのトイレはかつて一部の人たちから「ニーハオトイレ」と呼ばれていました。これは各トイレが個室になっておらず、ドアがない場合を意味するのだとか。
隣のトイレとの境目がなく「ニーハオ」と挨拶しながらトイレをしていたため、この名称が付けられたともいわれています。