2位はエジプト、1位は?世界で最も「生活費が安い国」ランキング
第3位 インド(生活費指数:22.4)
第3位は「インド」でした。人口は約13億人で成長著しいといった印象もあれば、まだまだ貧しいエリアもあり、人種差別や性差別が残っているところもあります。
物価に関しては、実際にどの程度なのでしょう。宗教的な理由から、牛肉や豚肉をメニューとして出さないため、諸外国とは純粋に比較できないかもしれませんが、インドのマクドナルドのメニューをまずチェックしてみます。
いくつかのメディアがインドのマクドナルドを取り上げており、その記事には、店内のメニュー表の写真も掲載されていました。例えば、マックチキンバーガーが1個105インドルピーだと、2018年の記事に写真が掲載されています。日本円にすると約168円ほど。フィレオフィッシュは130インドルピー(約208円)です。
「Numbeo」に寄せられた現地の人の情報によると、マクドナルドのセットメニューは300インドルピー(約480円)が平均でだそう。
レストランでカプチーノを1杯頼むと136インドルピー(約217円)、ペットボトル入りの330mlの水が15インドルピー(約24円)です。1リットル牛乳は54インドルピー(約87円)と、かなり安いですね。
そして都市部のワンルームの賃料は月1万4,814インドルピー(2万4,060円)です。経済発展が盛んな地域とそうでない場所での物価の違いはもちろんあると思いますが、まだまだインドに行けば、比較的安い物価で現地滞在が楽しめそうです。
第2位 エジプト(生活費指数:21.6)
第5位にリビアが来ました。そのリビアの隣の国で、アフリカ北部にある「エジプト」が第2位にランクインしています。なんとなく、物価の高いイメージが個人的にありましたが、意外にも物価の安い国にエジプトは入るのですね。
人口は1億人ちょっと。主にアラブ人が暮らす国で、世界史にもかなり古くから登場する大国ですね。
日本との関係でいえば、1936年に公使館(現在は大使館)を置いて以来、良好な関係を結んでいるらしいです。現在では719人の日本人が現地には暮らしているそう。
そんなエジプトの物価はどのくらいなのでしょうか。エジプトのマクドナルドの公式ページには、商品価格まで書かれていなかったので、エジプトのマクドナルドを取り上げたメディア情報などをチェックしてみます。
米「INSIDER」の2019年の記事によると、店舗のメニュー表を撮影した写真を見る限り、「メガマック」のセット価格が64.91エジプト・ポンドと書かれています。日本でいう「ギガビッグマック」のセットですね。
日本だと単品でも760円(税込)となっていますが、エジプトの場合はポテトとドリンクがついて約325円。なかなかお買い得といった感じです。
「Numbeo」に寄せられた現地の人の情報によると、エジプトではレストランでのカプチーノ1杯の価格が34.87エジプト・ポンド(約174円)。
ボトル入りの330mlの水が3.82エジプト・ポンド(約19円)。1リットルの牛乳は54.8エジプトポンド(約270円)くらいで、少し牛乳は高いようです。都市部のワンルームの賃料は月14814.86エジプトポンド(約7万3,000円)と、家賃もそれなりですね。
ちなみに外務省によれば、渡航中止勧告、不要不急の渡航中止、十分注意といった警告が国内各地に出ていますが、お隣のリビアと比べればまだ治安は良いようですよ。