韓国旅行に安く行くなら?ソウル「仁川・金浦空港」の上手な使い分け方

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2023/11/11

ソウル乗り継ぎには、仁川と金浦どちらが便利?

仁川は東アジアで間違いなく最大の拠点空港 image by:Mario Hagen/Shutterstock.com

ソウルで乗り継いでアジアやヨーロッパ、アメリカ本土などへ行く日本人も多くいます。「ソウル乗継便」を利用する場合は、必ず仁川を経由します。

金浦空港で降りて仁川空港へ移動することも可能ですが、韓国へ一度入国する必要があるうえ、自力で移動しないといけないため、「仁川経由」の利用をおすすめします。

両空港間の所要時間は、リムジンバスだと約40~60分、鉄道だと約45分。バスやタクシーでの移動だと、渋滞の可能性もあります。同じ空港で出入国手続きなしに乗り継ぎできる仁川のほうが、圧倒的にラクです。

仁川空港の第2ターミナル。近代的なデザイン image by:Thiago B Trevisan/Shutterstock.com

なお、仁川には、ターミナルが2つあります。大韓航空は第2ターミナル、アシアナ航空やJAL・ANA、LCCは第1ターミナルです。第2ターミナル発着の方が、ソウルへ向かう鉄道やバス、タクシーなど地上移動でやや時間がかかるので注意してください。

空港内が充実しているのはどちらの空港?

仁川空港は乗継客向けの施設が充実 image by:Victor Jiang/Shutterstock.com

空港のターミナルの規模や充実度では、仁川が上です。アジア最大の拠点(ハブ)空港との評判も高く、乗り継ぎはスムーズ。カフェやレストラン、免税店、ラウンジも多くあります。

たとえ乗り継ぎ待ちが半日ほどあっても、乗継客専用のトランジットホテルまであるため、暇を持て余さず、空港内で楽しめるでしょう。

買い物は、空港内のコンビニエンスストアかドラッグストア。スーパーマーケットは、空港鉄道で空港から2駅の雲西(ウンソ)駅近くに、ロッテマートがあります。

金浦空港の隣接するロッテモール。ホテルや映画館もある image by:twentythrill/Shutterstock.com

金浦空港は国際線ターミナルが小さい分、移動の時間や距離が少ないのがメリット。特に、国際線は搭乗ゲートも少なく、初めてでも迷うことや乗り遅れる心配がほぼありません。

なにより、隣接する「ロッテモール」で買い物できるのが魅力。空港と地下通路でつながり、歩いて行けます。ロッテ百貨店やロッテマートは、帰国直前の買い物スポットとして、筆者はとても重宝しています。


2つの空港の使い分けができればさらに韓国旅行が楽しめる

発着便の多さでは仁川が圧倒的 image by:Kim David/Shutterstock.com

日本とソウルをよく行き来する人ほど「金浦」をよく利用します。

ソウル中心部から近い、地下鉄で移動できるなどのメリットは、実際の所要時間以上に大きいものがあります。さらに、早朝や深夜などの便だと、少しの時間差で利便性が大きく違ってきます。

「日本と韓国のフライト時間ならLCCで十分」という人も多いです。筆者も日韓路線は大手もLCCもよく利用します。LCCで航空券の安さを優先すると、ほぼもれなく仁川発着になります。

仁川と金浦どちらにも路線がある大韓航空やアシアナ航空を利用すれば、「行きは仁川、帰りは金浦」といった使い方も可能。時期によっては、どちらの空港行きを選んでもほぼ同額で利用できたりします。フライトの時間帯によって使い分けることができるようになると、さらに便利です。

  • image by:SorbisShutterstock.com
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

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