台湾人と韓国人が気になっていた、日本とは微妙に違う礼儀作法
日本では当然のように行われている作法や動作でも、外国人にとっては逆にマナー違反だったり、失礼にあたる行為だったりすることも少なくありません。
例えば、「麺の食べ方」もそのひとつで、日本人のズルズルと音を立てて麺をすする食べ方は、国によってマナー違反にあたることもあります。
そこで今回は、日本に住む台湾出身のリンさんと、韓国出身のユナさんに「日本とは微妙に違う礼儀作法」についてお話を伺ってみました。海外ではOKなのに日本ではNG、逆に海外ではNGだけど日本ではOKという不思議なマナーがもりだくさんです。
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日本は電車内でお茶を飲んでもOKなの?
通勤や通学はもちろん、お出かけの際に利用することの多い電車。その電車に乗った際、台湾出身のリンさんは、とある光景を見て驚いたことがあるそう。
「日本でJRの電車に乗っていたとき、車内でペットボトルのお茶を飲んでいる人がいて驚いた!ほかの日に同じ電車に乗ったら、今度はサンドイッチを食べている人がいてびっくり」
時間帯や路線によっては、ペットボトルのドリンクを飲んだり、お菓子などの軽食を食べていたりする人を見かけることがありますよね。筆者自身も喉が乾いたときは、ペットボトルのお水を飲むことがあります。
都内のJRや東京メトロ各線の車内に記載されている注意書きを見ると、飲食は特に制限されていないようですが、台湾の地下鉄(MRT)での飲食は禁止。
比較的匂いの気にならないガムやアメでも、MRTのなかで食べるのはNGとされています。もちろんペットボトルのお茶や水を飲んだだけでも罰金となるので注意したいですね。
「MRTに乗ったとき、自分からタピオカまでの距離は世界で一番遠いといわれてる!」と、リンさんは教えてくれました。
ただし、台湾高速鉄道(通称・台湾新幹線)では、日本の新幹線と同じように飲食が可能です。
台湾高速鉄道のなかでは車内販売も行われており、日本からの旅行者も多いためか、日本でおなじみのお茶やお菓子なども販売されています。
なぜ、電車での飲食はOKなのに飲食店への持ち込みはNGなの?