韓国は「手作りキムチ」がモテる?日本と違う海外の当たり前
知らない場所を訪れると、必ずといっていいほど体験する「カルチャーショック」。日本国内でも地域によって方言や味付けなどが異なりますが、海を越えた世界ではその異文化に対する驚きも大きくなるもの。
例えば、国によってはレストランでチップを払ったり、家のなかでは土足で過ごしたりすることも異文化のひとつですよね。
しかし、なかには「え?本当に?」とびっくりするような文化もたくさん。そこで今回は、日本人がまだ知らない「海外の当たり前」についてご紹介していきます。
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スパゲティの缶詰/ニュージーランド
「缶詰」の食品は普段、どのくらい食べますか?サバの水煮から始まって、カットフルーツ、コンビーフなど、日本のお店ではいろいろなタイプの缶詰が売られています。
沖縄の人であれば、「TULIP(チューリップ)」や「SPAM(スパム)」をよく食べているのではないでしょうか。
民間の調査によれば、週1回以上の頻度で缶詰を買う人の割合は全体の1割弱で、月1回以上買う人になると、5割程度になるといいます。
日本でよく売れている缶詰の種類は、魚介類の素材缶詰、魚介類の味付・おかず缶詰、野菜の素材缶詰などがほとんど。とくにツナ缶であれば、日本人が日常的に手にする代表的な缶詰ですよね。
ただ、そうした缶詰を常食している日本人でもイメージの合わない、ちょっと缶詰では食べたくないと思う食品もありますよね。
例えば、非常食を除いてラーメンやスパゲティなどの「めん類」の缶詰は、慣れていないとちょっとイメージがわきません。
しかし、南半球には「スパゲティの缶詰」を高い頻度で食べている国と国民が存在します。それがニュージーランドです。
ニュージーランドの友人に聞いてみても、現地ではやはり缶詰のスパゲティを当たり前のように食べると確認が取れました。
数年前には、当時の首相であるビル・イングリッシュが、ピザの上に缶詰のスパゲティをトッピングした写真をfacebookに公開し、国民的な話題になったというニュースもあったそう。
とはいえ、逆にその議論を通じて、トーストの上に缶入りのスパゲティをトッピングして焼くなど、国民がさまざまな楽しみ方をしているとも明らかになりました。
そんなニュージーランドで食べられている缶入りのスパゲティのメーカーは、「Wattie’s Spaghetti」です。
同社によると、ニュージーランド人が1年で食べる缶入りのスパゲティは、約2,100万個だといいます。ニュージーランド人の人口は500万人程度。そう考えると、国民1人当たりが年間で消費する缶入りスパゲティは年およそ4個ほど。
しょっちゅう食べているという感じでもないみたいですが、ツナ缶を日本人が食べる程度のイメージかもしれませんね。
それでも缶入りのスパゲッティは恐らく日本人にはなじみのない食べ物。この話をイタリア人の仕事仲間に伝えると、びっくりしたような表情を浮かべ「私はきっと一生、食べないかな…」といっていました。