国歌『君が代』との関係も?歴史ロマンあふれる「志賀島」の魅力

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2022/04/02

九州最北の福岡県。グルメに名所にと観光地として人気の福岡ですが、日本の歴史においてとても重要な場所でもあります。

観光で立ち入ることの許されない世界遺産「沖ノ島」をはじめとし、古代の祭祀の後が残る「大島」、百合若伝説の残る「玄界島」など、歴史ロマンの詰まった島々が魅力。そんな数多い福岡県の歴史観光地のなかで、忘れてはいけないのは「志賀島(しかのしま)」です。

もともと交通の拠点となっていた志賀島は、あの誰もが知る「金印」の見つかった場所。島には古代日本のロマンが詰まっています。豊かな自然と歴史を残した志賀島の魅力に迫ってみましょう!

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください

福岡県に属する「志賀島」とは?

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福岡県の北西部、博多湾と玄界灘のちょうど境目に浮かぶ志賀島。島、とはいうものの現在は九州本土と陸続きの半島です。もともとは島でしたが、砂州によって陸続きとなった「陸繋島(りくけいとう)」のひとつ。

島国である日本にはこの陸繋島は数多くあり、絶景が見られることと気軽に訪れられることで観光地として人気を集めています。

福岡市内から約1時間ほど、車で渡ることもできる志賀島はビーチリゾートとしても人気。夏になると海水浴を楽しむ人、ドライブに訪れる人などでとてもにぎわう華やかな場所です。

しかしその魅力はマリンアクティビティだけではありません。古くから貿易の拠点となっていた志賀島は、歴史スポットとしてもとても魅力的。絶景好きも、アクティブに旅を楽しむかたも、歴史ロマンを求めるかたにもおすすめです。

 

また、島内の移動はレンタサイクルがとても便利!周囲およそ12kmの志賀島は、起伏も少なく爽やかなサイクリングが楽しめます。続いて志賀島で訪れるべきスポットをご紹介します!

島一番のパワースポット「志賀海神社」

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志賀島一番のパワースポットとして名高いのが「志賀海神社(しかうみじんじゃ)」です。


緑豊かな山のなかにありながら、境内からは海を見ることもできる絶景のパワースポットは、志賀島を訪れたのなら足を運ぶべき場所。海風を感じる神社で、清らかな雰囲気を味わいましょう。

志賀海神社は海の神様の総本社。航海の安全にご利益があり、福岡の海を守ってきた神社として古くから信仰を集めています。お祀りされているのは綿津見三神(わたつみさんしん)と呼ばれる海の神様。海に浮かぶ志賀島の神社に相応しい神様ですね。

志賀海神社のお清めはお水と砂で!?

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神社に出かけると、まず手と口を清めてから境内へと足を進めますよね。全国どこの神社を訪れても共通するこのお清めですが、志賀海神社ではこの水でのお清めに加えて「御汐井(清め砂)」を使って身を清めます。

体の左右に振りかけるお清めの砂は珍しいですが、なんとなく体全体が清められた気がするので不思議です。

この御汐井は専用の袋をいただいて持ち帰ることもできます。海の神様のお清めの砂、持っているだけで運気がアップしそうですよね。

志賀海神社は国歌『君が代』と関係も

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日本の国歌である『君が代』。『古今和歌集』に収められている短歌にメロディが付けられ、明治時代に国歌として浸透したこの『君が代』ですが、実は志賀海神社の神事ではさらに昔から歌い継がれているといわれています。

どのくらい昔から神事に登場していたのか、その詳細は明らかになっていません。しかし国歌として広まる前、『古今和歌集』よりも前の時代とされているのです。

春と秋に行われる神事「山褒め祭」

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この『君が代』が神楽歌として披露されるのは、毎年春と秋に行われている「山誉め祭(やまほめさい)」です。

山の神を称え五穀豊穣を願う神事で福岡県の無形文化財にも登録されています。海の神様をお祀りする神社で、山の神様を褒め称える神事が行われるなんてとても興味深いですよね。

山褒め祭は厳かに行われる神事。にぎやかな屋台や華やかなお神輿などはありませんが、神道の神秘と受け継がれてきた伝統を感じるにはぴったりです。志賀島で山の恵み、海の恵みに感謝する日を過ごしてみては?

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