世界初の「シャンパン・ホテル」大阪に開業。シャンパーニュの世界に泊まる極上体験を
ホテルのコンセプトは「シャンパーニュ」の世界。
フランス11の名門シャンパーニュ・メゾン(生産者)の客室で、シャンパーニュを存分に楽しみながら、その歴史や文化、世界観などが宿泊を通じて堪能できるホテル「Cuvee J2 Hotel Osaka by 温故知新(キュヴェ・ジェイツー・ホテル・オオサカ・バイ・オンコチシン、以下 Cuvee J2)」が、大阪・心斎橋エリアにオープンしました。
「Cuvee J2 Hotel Osaka by 温故知新」オープン
世界で初めてというオフィシャル・シャンパン・ホテル。生産者とともに造り上げたという客室は1室ごとに異なるデザインで、それぞれの生産者が厳選した特別なシャンパーニュを1本、その客室の宿泊者に提供します。
さらに、ホテル内にはシャンパーニュと合う鮨(すし)が楽しめるレストランも併設されています。
今回、開業前にホテル内覧会を現地取材。シャンパン・ホテルとはいったいどんなホテルなのか、他のホテルにはない「こだわり」のポイントなどを紹介します。
大阪ミナミの便利な立地、11の生産者による11タイプの客室
ホテルの場所は、大阪ミナミでにぎやかな心斎橋に近い場所。心斎橋駅と長堀橋駅の間をつなぐ大阪府道173号線を1本入った路地にホテルがあります。
この辺は道頓堀などの繁華街が徒歩圏内でありながらも、閑静な場所です。
14階の縦に長いホテルは、4階から14階まである客室が「1フロア1室」という贅沢な造り。客室の広さは、14階のみ37平方メートル(1~2名利用)、その他は51平方メートル(1~4名利用まで)と、広々とした空間です。
宿泊予約時に、自分好みの客室を選ぶことができます。11の客室は、以下の11のそうそうたる名門シャンパーニュ・メゾンとともに造り上げられました。
シャンパン好きにはおなじみの生産者ぞろいです。
- 「ボランジェ(BOLLINNGER)」
- 「シャルル・エドシック(CHARLES HEIDSIECK)」
- 「レア・シャンパーニュ(RARE CHAMPAGNE)」
- 「テタンジェ(TAITTINGER)」
- 「ジョセフ・ペリエ(JOSEPH PERRIER)」
- 「ニコラ・フィアット(NICOLAS FEUILLATTE)」
- 「ラリエ(LALLIER)」
- 「ジャン・ヴェッセル(JEAN VESSELLE)」
- 「テルモン(TELMONT)」
- 「キュペルリー(CUPERLY)」
- 「ドゥモアゼル(DEMOISELLE)」
日本におけるシャンパン業界のパイオニアで知られる山本一人氏がこのホテルをプロデュース。それぞれの生産者に働きかけ、公認を得てメゾンとともに一緒に作り上げた唯一無二のホテルです。
客室ごとに宿泊客へ特別なシャンパンを1本ご用意
最上階14階「ボランジェ」ルームは、他のフロアよりコンパクトな造りであるものの、3面ガラス張りで明るく、大阪の夜景も楽しめる最も眺めの良い客室です。
ボランジェは、1829年にピノ・ノワールの聖地で知られるアイ村で創業。1884年以来の英国王室御用達で、映画「007」シリーズにたびたび登場するジェームズ・ボンドが愛したシャンパーニュとしても有名です。
この客室の宿泊者には、優良な年のみ造られ、9年の熟成期間を経て出回るボランジェのトップキュヴェ「ラ・グラン・ダネ 2014」を用意。白亜の空間に明るい赤色でボランジェのロゴが施された特別な客室で、優雅でぜいたくな滞在が満喫できることでしょう。
また、12階の「レア・シャンパーニュ」ルームは、その名の通り、シェフ・ド・カーヴ(醸造責任者)がレアらしいシャンパーニュになると判断した年のみ限定数で生み出されるという、まさに存在そのものがレアなシャンパーニュのようなきらびやかな印象です。
この客室のキュヴェには、無限の熟成ポテンシャルを持つと称される「レア 2008」を提供。フランス王妃マリー・アントワネットに献上されたことにちなみ、ボトルには黄金のティアラがあしらわれています。
極上の味わい、美しいボトルデザインで、その稀少さも客室でじっくりと楽しむことができます。
どのフロアの客室もそれぞれの「こだわり」。実は隠れた大阪らしさも
ほかに、シャンパーニュで数名のみの女性醸造家が手掛け、英国王室も愛した「ジョセフ・ペリエ」ルーム、オートチュクールのシャンパーニュで知られ、レコードの音楽も楽しめる「ラリエ」ルーム、持続可能なオーガニックシャンパーニュで知名度が高い「テルモン」ルームなどがあります。
「ドゥモアゼル」ルームは、このブランド通り、エレガンスかつフェミニンなデザインの客室。キュヴェはプルミエ・クリュ以上の畑から収穫したブドウの一番搾り汁のみを使用した「テート・ド・キュヴェ」で、アールヌーヴォーの華麗な時代へタイムスリップする気分が味わえます。
全室にセラーが完備され、客室電話の「シャンパーニュ・プリーズ!(Champagne Please!)」ボタンを押すと、その日おすすめのシャンパーニュ数種をワゴンで届けるサービスも。宿泊する客室のメゾン以外のシャンパーニュをグラス注文できます。
また、フランス菓子をはじめ、ホテルがある大阪らしいスナック類もあり、シャンパーニュとともに味わってみるのもおすすめです。
ホテルの宿泊者のためだけに用意された生産者からのメッセージ動画(日本語・英語・フランス語)を客室のプロジェクターで見ることもできます。それぞれのシャンパーニュに対する理解をより深め、もっと知る機会になることでしょう。
また、全室に常に最適な温度の湯船が張られいつでも快適なバスタイムを楽しむことができる「エニータイムバス」があるのも、このホテルの特徴。
バスアメニティとして、北海道余市のワインを醸造する際に破棄される白ブドウの皮をリサイクルして開発されたアメニティブランド「クロノシャルム」が置かれています。
朝食は客室で、夕食はオプションでホテル内の鮨レストランも可
宿泊した翌朝の朝食は、それぞれの客室で人気カフェ店「パンとエスプレッソと」提供によるこだわりのパンを。
客室にオーブントースターとコーヒーマシンを備え、宿泊者が好きな時間に、シャンパーニュの故郷フランスの人々らしい朝食を味わうことができます。
さらに、ホテル2階にある「AWA SUSHI」は、素材から仕込み、空間づくりなど細部までこだわった鮨レストランです。アメリカなどで修業を積んだ寿司職人が、シャンパーニュに合う鮨を日々究めつつ、手掛ける極上の鮨が味わえます。
- AWA SUSHI
- 予算:ランチ/16,500円〜、ディナー/26,400円〜
- 定休日:水曜日
- 営業時間:ランチ/現在未定、近日開始予定。ディナー/17:45〜・20:15〜の2部制(※閉店22:30)
- 公式サイト
- カウンター10席、完全予約制。メニューは料理長おまかせのみ。当面はディナー営業のみで、ランチ営業の開始時期は近日公式サイトでお知らせ予定。宿泊者以外の一般利用は、利用日1ヶ月(31日)前の12:00よりHPにて受付。
ホテルの空間デザインを担うのは、世界の有名建築家・小川晋一氏
ホテルの空間デザインを担当したのは、アメリカ・ニューヨーク在住で、第19回ミラノ・トリエンナーレ日本館などを手掛けた世界的建築家で知られる小川晋一氏。
その小川氏がホテルに携わるのは実は珍しく、その意味でも今回のホテルに滞在することは、大きな価値があると言えます。
シャンパン好きにはたまらない、世界でここだけという唯一無二のホテル。
それぞれの生産者が心を込めて造り上げたシャンパーニュと客室、その空間に滞在しながらシャンパーニュの世界にじっくり浸ることができるのは、ただホテルに宿泊するだけにとどまらない極上の体験となるはず。
シャンパーニュの美酒を堪能する、優雅で特別な時間。ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
- Cuvee J2 Hotel Osaka by 温故知新
- 大阪府大阪市中央区南船場2丁目6-7
- 06-6262-3600
- 大阪メトロ 長堀橋駅・心斎橋駅
- 2名1室利用時1名あたり1泊 35,145円~(1室につきシャンパーニュ1本込、消費税込、宿泊税別)
- チェックイン/チェックアウト:15:00/11:00
- ホームページ
- image by:シカマアキ
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。