観光列車「はなあかり」運行開始〜京都で日本海を堪能する豪華列車〜

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2024/10/29

鉄道ファンのみならず、“いつもとは違う贅沢な旅をしたい”、“友達同士、恋人同士でくつろぎながら旅を楽しみたい”という方にも人気の「観光列車」。オリジナリティあふれる客室を楽しんだり、車窓から眺める美しい景色に感動したり、その土地ならではの食、文化が味わえるのも魅力です。

JR西日本では2024年10月、観光列車「はなあかり」がデビューし、話題になっています! 一体どんな観光列車なのかをご紹介しましょう!

観光列車「はなあかり」とは

地図

主な停車駅

「はなあかり」は、季節ごとに走るエリアを変えながら、西日本の各地を運行するJR西日本の新しい観光列車です。
2024年10~12月に運行する第一弾は、敦賀(福井県)から東舞鶴、天橋立を通り、城崎温泉(兵庫県)までを約5時間かけて、ゆっくりと走行。途中、車窓から日本海の素晴らしい景色を眺めたりご当地ならではの美味しいお弁当を食べたり停車駅でお土産を買ったり地元の方々のおもてなしを受けたりと、普段では味わえない特別な旅が楽しめます。

 

クラシックな車両をデザインしたのは……

観光列車「はなあかり」

画像提供:JR西日本

車体デザインや内装の美しさを味わうのも観光列車の楽しみの一つですよね。気になるボディの色は日本に古くから伝わる檳榔子染色(びんろうじぞめいろ)。そこに金色で草花文様とロゴが描かれた、気品のあるクラシックな車両です。
デザイナーは、JR西日本の「WEST EXPRESS 銀河」や、えちごトキめき鉄道「えちごトキめきリゾート雪月花」などのデザインで知られる川西康之さんと聞けば、インテリアにも期待が高まります。

伝統工芸やアートが散りばめられた高級感あふれる客室

観光列車「はなあかり」

画像提供:JR西日本

客席は「スーペリアグリーン」と「グリーン」の2種類があり、写真は1号車のスーペリアグリーンです。落ち着いた色合いのじゅうたんが敷かれ、個室のような高級感あふれる空間ですね。本革製のシートは足を伸ばすなど様々な姿勢で過ごすことができるそうです。

観光列車「はなあかり」

画像提供:JR西日本

2、3号車はグリーンです。グリーンの席は2種あり、2名用もしくは3~4名用の広いボックス席(写真は3~4名用)と……

観光列車「はなあかり」

画像提供:JR西日本

美しい花が描かれた、360度回転する独立した座席の1人席があります。
また、2号車のフリースペースでは特産品の販売やイベント等も開催されるそうですよ。

観光列車「はなあかり」

画像提供:JR西日本

さらに気になるのは、客室を彩る西日本地域の工芸品・アート作品の数々
例えば、スーペリアグリーン車の各個室に設えられた飾り棚には美しい「丹後テキスタイルアート」や「越前和紙フラワーアート」(写真:上段左・真ん中)が飾られ、テーブルの上には天平時代から続く「出雲たたら製鉄一輪挿し」(写真:上段右)が。
また、全客室の各座席には京都の職人が制作した「京織物おじゃみ座布団」(写真:下段左)が置かれ、カーテンに付けられたタッセルは「京組紐」製(写真:下段真ん中)。
そして2、3号車の一輪挿しは富山県の「高岡銅器」製で、挿してある花は「越前和紙フラワー」と、見どころ満点。
列車に乗りながら芸術に触れることができます。

豪華列車ならではの、おもてなし

丹後鉄道

走行中は、白い巨岩と青い海のコントラストが美しい宮津市の「奈具海岸」や、海の上を走っているような景色が楽しめる「由良川橋梁」(写真)など風光明媚なスポットを通過する際、徐行運転や停車風景の解説や歴史文化など沿線の魅力も案内してくれます。
また、列車の前方・後方から撮影したライブ映像を、車内 Wi-fiを通して手元のスマホなどにリアルタイムで配信。運転手さんと同じ目線で景色を楽しむことができますよ。

地元の食材を使ったお弁当とスイーツを

お弁当

画像提供:JR西日本

車内では、ご当地ならではのお酒やおつまみ、お土産も販売していますが、事前予約をすれば、地元ならではの食材を使ったお弁当とスイーツのセットがいただけます。
セットは下り列車と上り列車で異なり、下り(敦賀→城崎温泉)は「若狭 町家弁当&スイーツセット(お茶付)」(3,500 円/写真)。福井県小浜市の老舗米酢専門店・とば屋酢店の小鯛のささ漬や鯖へしこ、若狭カレイ、若狭牛などを使った「町家弁当」と、京都府宮津市にあるハマカゼプロジェクトの「天橋立チーズケーキ」のセット。
上り列車(城崎温泉→敦賀)は、天橋立の仕出し料理店・まつなみのお弁当と、小浜観光局の「でっち羊かん」が付いた「丹後晩秋弁当&スイーツセットお茶付)」(3,900 円)です。
※写真はイメージ(時期により内容が変わる場合があります)

沿線各駅でのおもてなし

各駅や車内では日や曜日により、地元特産品の販売や地元の方々による出迎え・見送りなどのおもてなしが行われるそうですよ。どのような、おもてなしがあるかは乗車してみてのお楽しみ!

いかがでしたでしょうか。
運行は基本的に10~12月の土・日曜日。若狭・丹後・但馬の海や山の景色に感動し、地元ならではのおもてなしに癒されてみてはいかがでしょう。

■■INFORMATION■■

観光列車「はなあかり」特設サイト
運行期間:2024 年 10 月 5 日(土)~12 月 22 日(日)の土・日曜日
(2025 年 1 月以降は西日本エリアで区間を変えて運行予定)
運行区間:敦賀~城崎温泉
(小浜線、舞鶴線、京都丹後鉄道 宮舞線・宮豊線、 山陰本線経由)
運賃:料金例
敦賀~城崎温泉、片道、通常期、大人 1 人あたり
スーペリアグリーン : 1万2,840 円
グリーン車指定席   : 1万640 円
きっぷの発売箇所:全国の駅のみどりの窓口および主な旅行会社窓口、JR 西日本インターネット予約「e5489」
※きっぷの購入、運行情報など詳しくは「はなあかり」特設サイトをご覧ください

  • source:KYOTO SIDE
  • image by:JR西日本
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

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