ぶっちゃけ「富山」と聞いて、何を思い浮かべる? 富山に行って驚いたこと
富山と聞いて、何を思い浮かべますか? あまりピンとこないのが正直なところかもしれません。しかし、実はいざ富山へ訪ねてみると、水やご飯は美味しいし、黒部峡谷を中心とした手付かずの大自然に囲まれている、観光地としても見所がたくさんある場所なんです。今回、「大人の知的好奇心を満たす」をコンセプトに富山県と13市町が開発した、体験型観光プログラム「大人の遊び、33の富山旅。」~Beautiful Life 絶景~にジモココ編集部が参加してきました。体験プログラムを通じてわかった富山の魅力をお伝えします。富山のイメージが180度変わってしまうかも?
富山と聞いて、何を思い浮かべる?
地方の東側に位置する、人口約100万人ほどの県、富山県。富山県は、県中央の標高80m程度の呉羽山(くれはやま)を境に、東側を呉東、西側を呉西と呼びます。
(呉東)富山市、上市町、滑川市、魚津市、黒部市、入善町、朝日町、立山町・舟橋村
(呉西)高岡市、射水市、氷見市、砺波市、南砺市、小矢部市
どのエリアもそれぞれ特色があり、見所満載です。
ところで、まず富山と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
今回はじめて富山を訪れて知ったのが、「湾クラブ」という言葉です。最初これを聞いたときになんのことかピンとこなかったのですが、正式名称は「世界で最も美しい湾クラブ」と言います。通称「湾クラブ」は、1997年以降、湾を活用した観光振興と資源の保全を目的に活動している団体で、世界遺産のフランス・モンサンミッシェル湾、ベトナム・ハロン湾など、世界有数の美しい湾が加盟していますが、2014年に富山湾も湾クラブに加盟を果たしました。海の先にそびえ立つ3,000m級の立山連峰が織り成す景観が高く評価されたと言われています。富山県の湾が世界的にも評価されているとは、はじめて知った方もいるのではないでしょうか?
富山県・魚津市の三大奇観の一つと言われるのが、「蜃気楼」。(他の2つは「ほたるいか」、「埋没林」)
魚津市は江戸時代から蜃気楼の名所として知られます。ご存知の通り、蜃気楼とは大気中で光が屈折し虚像が見える自然現象のこと。この現象は気温や風などの条件が整わないと発生しないのですが、魚津はよく蜃気楼がみられます。
4月〜5月に多く見られるのが、「春の蜃気楼」。実際の風景の上側に、伸びたり反転した虚像が出現します。一方、11月〜3月に多く見られるのが「冬の蜃気楼」で、春とは逆で、実際の風景の下側に反転した虚像が見えるのです。春は10〜15回ほどですが、冬は視界が良ければ毎日のように観察できるそうです。春の蜃気楼は富山湾以外では発生するところはあまりありません。
富山がどんなところか、少しだけ見えてきましたよね?
さて、今回、体験型観光プログラム「大人の遊び、33の富山旅。」~Beautiful Life 絶景~を通じて、富山県東部(魚津市、黒部市、朝日町、入善町)
今回記事で紹介するのは、この4つのプログラムです。
黒部峡谷「猿飛峡」トロッコ電車の旅
富山ネイチャーツアー「立山山麓 深森の絶景トレッキング」
ヒスイ海岸で探す、自分だけの宝物
意外な顔を持っている富山。もっと知りたくなりましたよね? 早速ご紹介しましょう。