日本の若者が住みたい田舎ランキング、なぜ1位に大分県臼杵市?

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2018/01/10

【大きなまち 若者世代部門】第1位は栃木県栃木市

 

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栃木市星野町にある星野遺跡憩の森(画像:栃木県)

【若者世代部門】のほか、すべての部門で上位3位以内に入るという快挙を成し遂げた栃木県栃木市。若者、子育て世代への手厚い支援制度が自慢の同市は、中心市街地と郊外の田園風景が広がる多彩な景観をあわせもっています。

前回のベストランキングでも、若者世代が住みたい田舎部門1位、子育て世代が住みたい田舎部門1位を獲得する等、人気の都市です。その背景には、東京都から電車で1時間圏内というアクセスの良さ、そして手厚い定住者支援制度があります。

定住者支援制度として、住宅補助制度、育児支援はもちろん、就業・企業サポートも充実。たとえば、「とちぎジョブモール」では、就職支援サイトを開設し、就業までを一貫してサポートする仕組みが整っています。若者世代にとって就業支援は必須。また新たに起業しようとする人への支援制度も充実し、新しいことにチャレンジできる環境が整っているようです。

 

充実した支援制度と多彩な環境が1位を獲得した理由ではないでしょうか。

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市長からのコメント

 

 

【大きなまち 子育て世代部門】第1位は福岡県糸島市

福岡県糸島市は、子育てを応援する取り組みや、子どもの力を伸ばす施策が充実しています。たとえば、生後二カ月の赤ちゃんがいる全家庭を子育て支援センターの職員が訪問する「こんにちは赤ちゃん訪問」をはじめ、病児・病後児保育、放課後児童クラブの時間延長、「子育て支援センター」での親同士の交流の場を設けるなど、さまざまな支援策が行われています。

九州大学の学生と共に学習に取り組む「九大寺子屋」「伊都塾」などが2015年度からスタートし、地域の子どもたちの学びの場となっています。また、糸島市マイホーム取得奨励金もあり、県外だけではなく県内からの移住も多いそうです。

 

移住支援制度を利用して移住したのは2017年度(4月1日~10月末日時点)279組853人。このうち子育て世帯はなんと209組692人とほとんどを占めます。子育て世代から圧倒的な人気を集めているのが伺えますね。

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市長からのコメント

 

 

いかがでしたでしょうか? 


どこの市町も、魅力的なまちばかりで、行政の手厚い支援策があるところが多いのが印象的でした。自然環境がほどよく豊かで、まちの人が魅力的な点も、ランキング上位に選ばれた秘訣ではないでしょうか。

また、市長のコメントをみて、市長みずから支援策を充実させる意気込みがあるまちはとくに成功しているように感じました。

 

image by: PR TIMES

 

 

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鳥取県生まれ。都会からUターンして現在は地元山陰を満喫中。都会に向けて山陰地方の魅力を日々発信しています。
人生最大の目標「ロードキル(動物の交通事故)を無くす!」をモットーに、地元大学で研究に取り組みながら、雄大な自然のなかでエコツアーガイドや移住支援事業に取り組んでいます。

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