「ガンジス河でバタフライ」著者が教える、〝ひとり旅〟にオススメの場所

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2018/03/14

旅の達人が選んだ「ひとり旅経験者」にオススメのヨーロッパ鉄道旅

実は、「お高くとまったキザなイメージのヨーロッパは、大の苦手エリアでした(笑)。でも、死の間際、後悔する人はみんな「もっと自分らしく生きればよかった」「もっと冒険すればよかった」と口にすると知り、このままでは私も〝死ぬ直前に後悔するコース〟になってしまう! ええい、ままよ!!と勇気を振り絞り、命綱なしのバンジージャンプを飛ぶような気持ちで会社を辞めた私にとって、欧州苦手意識の克服は死ぬまでに叶えたい人生の課題だったんです。

飛行機よりもリーズナブル【ヨーロッパ鉄道旅の醍醐味】

せっかく行くならドーンと2ヵ月間、鉄道で欧州21ヵ国をめぐることにしました。

ヨーロッパは、人口数百万人〜1千万人程度の小国が密集するエリア。「ユーレイルパス(欧州を巡る鉄道パス)を使えば、飛行機よりもうんと安く、スムーズに旅できます。ただ、1ヵ国の滞在が短いと消化不良を起こしかねんと思い、どの国でも1テーマ、自分にミッションを授けることにしました。

『1ヵ国×1ミッション』で達成感!

ドイツでは「憧れの古城ユースホステルに宿泊(1泊2食付きでも数千円!)」してドイツ人の柔道同好会とビール宴会したり、フランスでは「ヌーディスト・ビーチの聖地で真っ裸デビュー」し、一日、になりました(一日、警察署長のノリです(笑))。

結果的に『1ヵ国×1ミッション』は大正解! 行く先々で思わぬハプニングを乗り越え、その国でのミッションをやり遂げると、たとえようのない達成感がこみ上げてきます。

宿代も浮いて出会いも多い!一石二鳥の『ヨーロッパ鉄道旅』の楽しみ方

たとえば、ポルトガル行きの列車に乗っていて、車内の食堂車に向かうと、必ずや里帰りするポルトガル人が呑んでいる。「ポルトガルじゃ、絶対○○を食べなよ!」「○○にも行くべきだ!」なんてお国自慢が始まり、まだポルトガルに着いてもないのに、もうポルトガルを旅しているような気分になるオトク感。

自分の故郷の良さを尋ねられてイヤな気持ちになる人はいないので、ぜひ同じ旅先に向かっている旅人に話しかけて、自分だけのリアル『世界の車窓から』気分をエンジョイしてください。

くるくる変わる車窓の眺め、国ごとに違う列車、人々の雰囲気等……鉄道は旅情たっぷり!

宿代も浮いて出会いも多く一石二鳥の夜行列車もオススメです


 
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ヨーロッパ旅のオススメのポイント

その国でしか、体験できないことをぜひ!

温泉大国ハンガリー」では、世界一広大な温泉湖(!)で鳥や魚と混浴したり、本を読む人やチェスしてる人がいたり自由すぎるギリシャ神殿風の温泉で、ゴージャスな気分に浸るのもグー。

「アクティビティ大国」のスイスでは、ハイジの〝天空ブランコ気分を味わえるパラグライダーや、「ファイト〜!」「いっぱ〜つ!」なリポビタンテイストな断崖絶壁での急流キャニオニング(体ひとつでの渓谷下り)を初体験!

スペインでは、深夜0時スタートのフラメンコバルで、歌自慢&踊り自慢の素人参加のフラメンコを堪能(超うまくて感動!)。スロベニアでは、インディ・ジョーンズ世界を満喫できるトロッコ列車で、巨大鍾乳洞を冒険……等々。その国でのテーマを考え始めたときから旅が始まり、壮大なワクワクに満たされるので、心の欲する場所へぜひ!

  • image by:たかのてるこ
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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旅人・エッセイスト。「世界中の人と仲良くなれる!」と信じ、65カ国を駆ける。ベストセラーとなった『ガンジス河でバタフライ』は”旅のバイブル”として老若男女に支持され、ドラマ化もされ話題に。『ダライ・ラマに恋して』『キューバでアミーゴ!』(幻冬舎文庫)等、シリーズ累計50万部超。近著は、欧州21ヵ国を巡る鉄道旅エッセイ『純情ヨーロッパ』『人情ヨーロッパ』。“地球の広報”として、全国での講演、大学講師、メディア出演等、幅広く活動中。

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