一度は見てみたい。メキシコのカラフルな町「グアナファト」の絶景
メキシコという国の名前を聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか? 日本人がイメージするのはテキーラ、タコス、サボテン、ルチャリブレ、ケイスケ・ホンダといったところだと思いますが、そんなメキシコに毎年世界的な芸術祭を開催する町があります。
その名は「グアナファト」。そのカラフルな景観が世界遺産にも登録された美しい町で開かれている芸術祭の魅力について、メキシコ人の夫と大阪で暮らすライターのヒトミ☆クバーナさんが詳しく紹介しています。さあ、全身で芸術にどっぷりと浸かるメキシコの旅へ出かけてみませんか?
メキシコのカラフルな町・グアナファトで国際芸術祭を堪能する
メキシコのカラフルな町・グアナファトは、その景観が世界遺産にも登録されている、人気の観光地です。
首都メキシコシティの北西に位置し、シティから飛行機で2時間というアクセスの良さで、世界中から観光客が訪れています。(日本からメキシコシティまでは、直行便で約13時間)
グアナファトは18世紀、世界最大の銀鉱山の町として栄えました。今でも山肌に多くの建物が密集し、他のメキシコの都市では見られない、独特の景観が特徴です。
また、世界でも珍しい「ミイラ博物館」があることでも有名なんですよ。
そんなグアナファトで毎年、世界的な芸術祭が行われています。
「国際セルバンテス祭」というこのお祭りは、メキシコで一番大きな芸術祭。毎年10月に開催され、18日間、世界の演劇・コンサート・ダンス・映画の上映などが行われます。
また、年ごとに「招待国」があり、その国の伝統芸能や映画などが数多く上演されます。私が行った2014年の招待国は、偶然にも日本でした。開会式には秋篠宮ご夫妻が出席され、メキシコで大きなニュースになったんですよ。
ちなみに、今年2018年の招待国は、インドです。映画「バーフバリ」の大ヒットで注目が集まるインド文化、盛り上がらないはずがありません。
そんな「国際セルバンテス祭」に、メキシコシティから日帰り参加した様子を詳しくレポートします! 美しいグアナファトの写真とともにお楽しみください。
快適バスでグアナファトへ!
グアナファト州の州都・グアナファト市へは、メキシコシティからバスで4時間半。飛行機だと約2時間で着きます。
メキシコは長距離バスが発達していて、こんなWi-Fi・電源付きのバスで快適に旅ができるんです!
グアナファトは、銀で栄えた18世紀に豪華な教会やオペラ劇場が数多く作られました。今も当時の建造物が残る美しい町並みは、「古都グアナファトとその銀鉱群」として、1988年に世界遺産に登録されています。
町全体が見渡せる「ピピラの丘」からの眺めは、グアナファトのシンボルとなっています。