訪日率、香港・台湾はなんと95%越え。アジア5カ国の旅行事情調査
日本の主要観光地はもちろん、最近では地方のマニアックな観光地まで、アジアの国々のみなさんが旅行で訪れている姿をよく見かけるようになりました。実際にいま、日本へ訪れたことがあるアジア圏の人々は、どれくらいにのぼるのでしょうか。
アジア地域No.1規模の“日本好き”コミュニティサイト「FUN! JAPAN」では、香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイのアジア5カ国の旅行先などについて、約3,800人にアンケート調査を行いました。
はたして観光情報はどこから取り入れているのか、また日本で行ってみたい場所はどこなのかなど、アンケート結果からご紹介します。
香港・台湾では95%越えの高い訪日率
今回の調査では、香港・台湾から1回でも訪日したことがある人は約95%以上という驚愕の結果が出ました。また複数回訪日していることもデータで見てとれ、香港・台湾の人はリピート観光客が多いのがわかりますね。
一方、訪日経験がない人はインドネシアでは71%、タイは31%、マレーシアは62%という結果になりました。また海外渡航回数と照らし合わせると、外国へ行ったことはあるけれど、日本はまだ行ったことがない、諸外国に比べ優先順位が低いことが読み取れます。
ただし、インドネシアやタイの人々が、日本へ関心を持っていないのかと言われれば、そうではありません。日本政府観光局(JNTO)が公表しているデータによるれば、2018年1~8月の訪日タイ人数は前年同期比+17%の73万人、訪日インドネシア人数は+16%の26万人と伸びてきています。日本への関心が少しずつ高まってきていることから、何かのきっかけを得れば、日本への渡航者数が急増する可能性もありますね。
海外旅行はコストパフォーマンスが最大の検討事項
それではアジア圏のみなさんが、日本を含め海外旅行へ行く時に重要視するのは、どのようなことでしょうか。
「海外旅行の目的」について調査したところ、インドネシアを除く4カ国で「2〜3日程度のショートバケーション」と答えた人が最も多い結果になりました。国内旅行と比べ移動時間もかかる海外旅行は、やはり複数日確保が必要。そのため、ショートバケーションやロングバケーションとして海外旅行を楽しんでいるようです。
また「海外旅行を計画する際の検討事項」については、「金額」を気にする国が最も多く、「観光地」、「旅行日数」が続いています。このことから、コスパ良く海外旅行を楽しみたいと考える人が多いことが伺えます。
旅の情報源、やはりオンライン情報収集が主流?
海外旅行を計画するときの情報源について、インドネシア・タイ・マレーシアは、バナーやリスティング広告を含む、インターネットで情報を得ている人が60%以上となりました。
また、「口コミ、SNSの情報」も多く、インドネシアでは47%、タイでは49%、マレーシアでは59%となっています。東南アジア諸国でも、インターネットでの情報収集が主流になってきていることがわかります。
しかし台湾と香港では、インターネットよりも生活情報誌の旅行記事などから情報を得ている人のポイントが一番多くなっています。専門性が高く実績のある紙媒体を情報源としているようですね。
日本での旅行、お目当てにしている場所は?
日本に行くとしたら「どのツアーに参加したいですか?」という調査では、訪日リピーターが多い香港は「北海道の自然」が最も多く、次いで「北海道の食」「京都の伝統」「スキーと温泉」「富士山アクティブプラン」という結果になりました。日本でしか味わえない自然体験が人気のようですね。
なお、北海道は台湾やタイでも人気です。逆に、訪日経験がない人が多いインドネシア では、京都、富士山、ディズニーリゾートの順になっていることから、日本らしさを感じられるメジャースポットが人気であることがわかります。
今回の調査では、アジア圏の国々は日本への関心が高いことがわかりました。今後もまだまだアジア圏からの訪日観光客の数は増えていくことが予想されますね。
source:PR TIMES
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