日本産は次元が違う…海外でも絶賛された日本ウイスキーの聖地を巡る
蒸留所を巡る旅その3:山梨県「白州蒸溜所」
ニッカウヰスキーの蒸留所が続きましたが、小久保さんが挙げてくれた次の蒸留所は、サントリーの白州蒸溜所になります。サントリーの創業者・鳥井信治郎が、日本の山崎に初めて蒸留所を作ってから50年、白州に作った2番目のウイスキー蒸留所になります。手元の書籍には広さが72万5千平方メートルとあり、東京ドーム64倍の広さもある森の野鳥保護区の中に蒸留所があると書かれています。
白州は甲府から長野県の松本方面へ向かう途中に位置する自然豊かな町で、南アルプス国立公園にも指定される甲斐駒ケ岳のふもとにある場所ですね。自然環境がウイスキーを作るのであれば、緯度の低い豊かな森の中で育まれる白州のウイスキーは、味わいにもその影響が出ているはずですが、どうなのでしょうか。小久保さんに聞くと、
「白州は甘さだけではない、複雑な森の香りのニュアンスがあります」
との話。もちろん見学会では試飲も楽しめますし、関連レストランでは地元の食材と一緒にウイスキーを楽しめます。関東在住の人は、立地的にも近い白州から始めてみるといいかもしれませんね。
- サントリー白州蒸溜所
- 山梨県北杜市白州町鳥原2913-1
- 0551-35-2211
- 定休日:年末年始・工場休業日(臨時休業あり)
- 9:30~16:30(最終入場 16:00)
- https://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/
- 電話受付時間 9:30〜17:00
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