都内近郊で春を感じる。関東の華やかな「梅見」名所11選【2020】
梅の花が咲き始めると、寒い日が続いても春の訪れが実感できますよね。そこで今回は東京の超有名な梅見スポットや穴場のほか、都心から日帰りで行ける関東の名所をご紹介します。
アクセスの良さで選ぶか、梅の本数や種類の見応えで選ぶか、はたまたイベントや観光情報で選ぶかは、お好み次第。梅見のおでかけプランを、さっそく立ててみてはいかがでしょうか。
目次
越生梅林(オゴセバイリン)/埼玉県越生町
最後は、関東三大梅林のひとつであり、広さ約2ヘクタールの「越生梅林」です。越生の梅は、室町時代に九州大宰府天満宮から分祀(ぶんし)した梅園神社が始まりといわれ、なかでも650年前に植えられた「魁雪(かいせつ)」は必見です。
梅林周辺に咲く梅の木を合わせると、その数はなんと約2万本。梅の香りだけでなく、スケール感にも酔いしれそうな梅の木の数です。
2020年の「越生梅林梅まつり」は、3月22日(日)まで開催します。期間中は和太鼓の演奏やゆるキャライベントなど盛りだくさんです。
- 越生梅林
- 埼玉県 入間郡 越生町堂山
- 049-292-3121(越生町産業観光課 観光商工担当)
- 中学生以上 300円(駐車料金 500円<普通車>)
- 定休日:なし
- 8:30~16:00
- 土・日は越生駅から臨時バス(有料)運行
新宿御苑/東京都新宿区
お手軽に梅見を楽しむなら、アクセスが良い「新宿御苑」は外せません。なかでもイチオシの梅見スポットは日本庭園内の茶室・茶羽亭近くの梅林です。
開花時期には紅白の梅が咲き誇り、甘やかな香りを届けてくれます。ほかにも玉藻の池のほとりや「レストランゆりのき」付近でも、梅の花が春の訪れを告げています。
梅見もできる都心のオアシス「新宿御苑」は、もともとは信州高遠藩主・内藤家の下屋敷跡です。明治維新後にいくつかの変遷を経て皇室庭園となり、一般に開放されたのは戦後とのこと。
その歴史のなかでとりわけユニークなのは、明治の内藤新宿試験場時代に西洋野菜を日本で初めて栽培したこと。「レストランゆりの木」では、ゆかりの食材をメニューにしたランチを提供しています。
新宿御苑周辺はランチスポットに事欠きませんが、あえて御苑の歴史を彷彿させるランチをいただいたり、高層ビル群を背景にした絶景写真を撮ったりしてみはいかがでしょうか。
- 新宿御苑
- 東京都新宿区内藤町11
- 03-3350-0152 (新宿御苑管理事務所)
- 一般 500円/小・中学生 250円(幼児無料)
- 定休日:毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)/特別開園期間:3月25日~4月24日
- 9:00~16:00(16:30閉園/時期によって異なる)
湯島天神/東京都文京区
江戸時代から梅の名所として知られる湯島天神の正式な名は「湯島天満宮」といいます。学問の神様・菅原道真を祀っているだけに、全国から訪れる受験生に大人気のパワースポットです
湯島天神の境内には、菅原道真が京の都から九州大宰府に左遷される時に詠まれた歌により、庭の梅が道真を追って太宰府まで飛んでいったという「飛梅伝説」にちなみ、約300本もの梅が植えられています。
開花時期には白加賀という種類の白梅が咲き誇りますが、ほかにも色鮮やかな紅千鳥や寒紅梅など、美しいグラデーションを作りだしてくれます。
開花時期に合わせた「文京梅まつり」は2020年3月8日(日)まで開催されます。特に2月23日(日)に松阪屋本館脇から繰り出す神輿渡御は必見です。
そんな江戸情緒たっぷりのイベントのほか、フラダンスやベリーダンスなど、祭りの雰囲気は国際色豊かです。ちなみに湯島天神へは、東京メトロ千代田線湯島駅から徒歩2分という好立地。気軽に立ち寄れる距離ですよ。
- 湯島天神
- 東京都文京区湯島3-30-1
- 03-3836-0753
- 定休日:なし
- 梅まつり入園時間 8:00~19:30/授与所 8:30~19:30/御朱印受付 8:30~17:30