本場より美味いもの多すぎ。訪日外国人が驚いた「ニッポンの常識」
トイレにもハイテクが生かされている!/マレーシア出身
発明大国ともいわれる日本。カラオケやインスタントラーメン、乾電池など、いまでは世界で慣れ親しまれている日本の発明品の数々。
もちろん日本人の発明はそれだけではありません。私たちの生活に身近な「トイレ」も、マレーシア出身の方にとっては素晴らしい発明のひとつなのだとか。
トイレという一見すると人間が目を背けたくなるような場所にまで、日本はテクノロジーを生かしている姿に驚きました!
温水洗浄便座や温かい便座、トイレ用擬音装置のようなアイテムを次々と発明していますよね。日本の発明力や技術力が素晴らしいです!(マレーシア出身・30代)
とはいえ、物事を公平に記せば、温水洗浄便座は日本(人)が発明した製品ではありません。
実は、米ニューヨーク出身のアーノルド・コーエンさんが1960年代初頭、肛門周辺に問題を抱える父親を助けたいと考えて、発明した製品(名称:American Sitzbath)になります。
温水洗浄便座というとTOTO(福岡県)の「ウォシュレット」を思い浮かべますが、同社の製品はまさにアーノルド・コーエンさんが設立したアメリカン・ビデ社から温水洗浄便座「American Sitzbath」の発明と特許をライセンスしてもらったのですね。
しかし、その温水洗浄便座を改良して、広く普及させた功績はTOTOにあります。
その過程で、便座暖房機能なども開発しています。トイレ用擬音装置についても、日本の折原製作所(東京)が世界で初めて作ったといいますから、あながち日本人が「発明」しているといっても間違いではないかもしれませんね。
一部の調査によれば、日本人は男性であっても4割近くが自分の「音」が気になって、1回の排せつに2度以上水を流した経験があるといいます。
そんなときにトイレ用擬音装置があると無駄な水を流さなくて済むので、節水に繋がります。便利さだけでなく環境にも配慮した技術ということなのですね。
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